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暴悪:129話 ページ31

ザックレーが死んだ、その言葉に嘘がない事が分かったAは一筋の涙を流した

血の涙ではない、純粋な、透明な悲しみの涙

『そっか、死んじゃったんだ、ザックレー……』

リヴァイ「あぁ」

『…アベル、ルーカス、持ち場に戻っていいよ』

アベル「しかし体は…?」

『大丈夫だ、それに……みっともない所、見せらんないからね…』

泣いているところを見られたくない、それが分かった2人は言われた通り持ち場の樹木に戻った

『ザックレー、早すぎなんだけど。まだ、そんな歳じゃないじゃん…!』

リヴァイ「やったのはイェーガー派だ。ミカサとアルミンが一時疑われたらしいが、巻き込まれ掛けたんなら違ぇ」

『犯人なんて決まってんじゃん、フロック達だよ』

Aは怒りを抑える事に必死だった

今すぐにでもこの森から出て、フロック達イェーガー派を殺しに行きたいと

だがそれは自分が今すべき事ではないと分かっている

「A分隊長、大丈夫ですか?」

『…あぁ、大丈夫だ。情けないところを見せて済まなかった。それで、巨人に食わせるべきクソ野郎の話は?どうせ、ジークの事だろうけど』

「どういう事ですか?」

リヴァイ「ジークの獣を他の奴に移す。イェーガー派とかいうのを1人でも捕らえて巨人にして、ジークを食わせてやれ。エレンが本当にジークに操られているのか知らんが、ジークさえ失っちまえば連中はお終いだ。ピクシスにそう伝えろ、行け」

「本気ですか、兵長?」

リヴァイ「奴の手足でももいでおけば、爺さんも腹括るだろ」

それだけ言うと、リヴァイは地上に降りた

『行きな、早く。手遅れになってからじゃ、後悔するよ』

そしてAもリヴァイに続いて地上に降りた

リヴァイ「読書は楽しいか?」

ジーク「面白いよ、7回も読んだ割には」

リヴァイ「俺達の会話が気になって集中出来なかっただろ?」

ジーク「7回も読んだ本に熱中しろってか?ところで、ワインはもう残ってないのか?」

リヴァイ「一月もここに居るんだぞ、一滴も残ってねぇよ」

『お望みなら今すぐ用意出来ない事も無いよ、お前の血っていうワインをね』

ジーク「全く、酷ぇ拷問を考えるもんだ」

リヴァイ「…読書を続けろ」

ジーク「了解だ、ボス」

130話→←森の子ら:128話



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エリウ(プロフ) - ありがとうございます! (2022年8月10日 10時) (レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません!!好きです!! (2022年8月10日 8時) (レス) @page12 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エリウ | 作成日時:2022年8月7日 15時

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