113話 ページ15
翌日
看護師が病室に入ると、Aが起きていた
ウォール・マリア奪還からずっと目覚めなかったAが起きた事に、看護師は驚いた
看護師「起きられたんですね!具合はどうですか?傷の痛みは?」
『……ここ、は…』
看護師「病院ですよ、重症を負っていてずっと目を覚まさなかったんです。良かった、皆さん心配していましたよ」
『皆さん…』
看護師「調査兵団の方々です、他にも偉い方がいらっしゃっていましたが、私には分からないので」
『……』
看護師「まだ顔色が優れませんね、ゆっくり休んで下さい。もうすぐリヴァイ兵士長が来られますよ」
看護師は頭を下げると病室を後にした
目覚めたばかりの為か、頭が少しクラクラした
だが何かやらねばと思い、ふと横を見ると机に数枚の紙が置いたあった
直ぐに報告書だと分かり、目を通した
生存者は10名、超大型巨人の力をアルミンが継承、ライナー及び獣の巨人であるジークの逃亡
他にも使用した立体機動装置や刃等の装備について
最後に手に取ったのは死亡リストだった
1人1人、丁寧に確認していく
どれも見知った名前だ
ディルク、マレーネ、クラウス、マルロ
そして最後の3人の名前を見た時、Aは頭が真っ白になった
”アリィ・シャルツ”
”リーガン・ビクトル”
”エルヴィン・スミス”
『あ…ああっ……あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!』
Aが叫んだ直後、病室の扉が勢いよく開いた
ハンジ「A!?」
入って来たのは看護師、ハンジ、そしてリヴァイだった
看護師「先程目が覚められたのですが…!」
Aは頭を抱え、涙を流していた
ハンジ「A!目が覚めたなら暫くは安静に──」
『殺してやるっ!!!!!!』
ハンジ「!」
『醜い巨人共めっ…僕の仲間を、アリィとリーガン……エルヴィン…今すぐ殺してやるっ!!』
リヴァイ「落ち着けA!お前はまだ完治していない!」
ハンジ「暴れると傷が開く!」
『うるさいっ!!今すぐアイツを!!獣の巨人を殺しにいく!!殺してやる!!』
ハンジやリヴァイが必死で抑えるがAは一向に落ち着かない
錯乱状態なのだ
目覚めたばかりの時に、仲間の死亡を見たショックは計り知れないだろう
エルヴィンが投石な当たる所は見た、だがいざ死亡した事を確認すると混乱せずにはいられなかった
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エリウ(プロフ) - ありがとうございます! (2022年8月10日 10時) (レス) id: 7a0bf131de (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません!!好きです!! (2022年8月10日 8時) (レス) @page12 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2022年8月7日 15時