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｢とりあえず …… どこご飯食べに行きますか？

まだ早い時間だけど …… ｣

まだ19時を過ぎたところ

夜ご飯にとってはちょうどいい時間だけど

わたしはいつも居残りしてカットの練習とかしてる

から夜ご飯は絶対っていっていいほど夜中に近い

だからこそ適当にご飯済ませることが多くなる

北｢そーだな～ …… いきなり決まったんだし

ちゃんと行きつけのところ予約取れるかな｣

｢ …… 大丈夫 …… ですか？いきなりだけど｣

北｢ん～ …… まあいつもお世話になってるとこ

だし大丈夫だと思う！ちょっと電話してくるから

待っててくれる？｣

｢はいっ、すいません …… ｣

満面の笑みでコンビニを駆け足で出ていった

北山さん

いきつけのお店があるらしく電話してくれてるの

ものすごくありがたいんだけどなにか飲み物

ご馳走しようかな

何にしよう、やっぱりここは安定のお茶？

いや、だけどもしも仕事終わりに疲れてたら……

ミルクティーとかの方が嬉しいのかな、ん～ ……

結局迷いに迷ってミルクティーと缶コーヒー

を買うことにした

北山さんが缶コーヒー、わたしはミルクティー

わたしコーヒーこの年になってもまだ飲めないし

あんまり好きじゃないんだよね

ちゃんと飲めるように克服しとかないと

この先何があるかわからないもんね

自分の心の中で葛藤しながら無事買うことが出来て

缶コーヒーとミルクティーを持って外に出ると

まだどうやらお店の人とお話してる様子

やっぱり急にだったら個室とか取れないもん

なのかな ……

一瞬わたしの部屋来ますか？って言おうと思ったけど

いきなりそんな初対面っていっていいほどの仲だし

ましてやこんなブサイクなわたしの部屋にあがり

たいなんて思いもしないだろうし

北｢お待たせ～っ！！いけるって！｣

｢いえ、大丈夫ですよ～、え！！！

いいんですか？そんな無理やりだったのに…… ｣

北｢うん！大丈夫だけど俺の家まで車、

取りに行ってもいい？｣

｢じゃあわたしここで待ってますね？あ、それとこれ

缶コーヒー、よかったらどうぞ？｣

北｢お、さんきゅ！いいから！女の子こんなとこで

待たせてられないし｣

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