who love … (ページ11)

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どれだけ断っても “ 女の子こんなとこで1人で

待たせられない ” とか “ 1人で取りに行くの

寂しい ” とか

なんだかんだいいながら結局北山さんの

推しに負けちゃってついて行くことになった

北｢ Aちゃんの家って向こうだっけ？｣

｢はい、コンビニから少し歩いたところにある

赤い色のレンガのマンションです｣

北｢へぇ～、なんだかんだ家近かったんだね～

今まで俺見かけたことないや、 (笑)｣

｢そんなのわたしもですよ (笑)

まさかあんなところで出会うなんて (笑) ｣

どうでもいいようなことばかりを話していると

もう北山さんの家に到着

こっち側は高級マンションばかりが並んでて

北山さんの家のマンションはそのうちの1つ

｢んわぁ …… 北山さんってこんな高級マンションに

住んでるんですね …… 金持ち …… ｣

北｢ふははっ、 (笑) まあ事務所が用意

してくれたんだけどね？｣

｢じ …… むしょ …… ？｣

北｢ふふ、あとでゆっくり話すから待ってて？

車、出してくるからここ座って待っててね｣

ここのマンションの入口には

コンセルジュさんがいてちゃんとマンションの

事務室があって、ふっかふかの綺麗なソファーが

並んでいる

｢うわぁっ …… ふわっふわ …… ｣

そのソファーに腰掛けてみると思ったよりも

ふかふかで座り心地が最高

このソファーで寝られたらどれだけ幸せなんだろう

北｢おーいっ！ Aちゃん～～

こっちにおいで～｣

｢あ、はーい！今行きますね～｣

入口に止めてある車は黒の明らかに高級車

さっきまでメガネにマスクしてたのに今では

マスク外してマフラーを口まであげている

北｢ほらっ！寒いからおいで？｣

｢お、お邪魔します …… ｣

北｢ほーいっ (笑) 行こうとしてる店まで

30分かかるかどうかくらいだからゆっくりしててね｣

十分にあったかくなってるこの車と

北山さんが車の中で流れている音楽に合わせて

口ずさんでいるのがなんだか心地よくて

いつもの間にか北山さんの車で

寝ちゃっていた

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