もしもアーヤと上杉君が幼なじみだったら...？

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｢翼！？どうしてここに？｣
｢その周りの女の子達の声、今ホームで1番目立ってたから。見たら、アーヤがいて、さ。｣
｢っそ...う、なん、だ。｣
そんな目立ってたの！？
｢ん。で、君達、｣
そう言って翼は女の子達に目を向ける。
｢なんで5対1でせめてるわけ？｣
｢えっと...そ、それは...｣
｢もういい！行くよ、皆！｣
女の子達は何かモゴモゴ言ってたけれど、走ってどこかに逃げていった。
｢翼！ごめんね、ありがとう！｣
｢いや、別に。ていうか、どうしてそんな事になってたの？｣
私は昨日のことを全部話した。
｢そっか...それじゃ、昨日アーヤの様子を見てた人はまだいるんだね？｣
｢うん、そう...｣
｢じゃあまたアーヤが危ない目にあうかもしれないよね｣
え...そんな...
だいぶ私が落ち込んでいると、翼がクスッと笑った。
｢俺がアーヤを守るから、安心して。｣
｢え、守るって...どういうこと？｣
｢学校の送り迎え、とか。｣
｢え...それは、悪いよ...翼が迷惑でしょ？｣
｢全然。俺に守られといて、アーヤ。｣

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