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「おい、おまっ...手、もうそろそろ離せ。」
「っあ、ごめんね、和典」
「いや、別に。ていうかマジありがと、傘。」
「ううん、全然いいの。」
「でも彩、さ...目立つの嫌じゃなかったっけ?」
「うん...そうなんだけど...和典が濡れて帰る方が嫌だったから...」
「そ、か。ありがとな、俺のために。」
「どういたしまして?」
「なんで疑問系なんだよ。」
そう言って笑った和典が、ちょっとカッコイイと思ったのは秘密。
そんなこんなで家について、和典とわかれた。

つぎの日。
私はいつものように学校に向かっていた。
駅のホームで電車を待っていると、
「...い、おい、あんた。」
いきなり知らない女の子達に声をかけられた。
5人いる。
「は...はい、私、です...か?」
「は?お前以外誰がいるんだよ。」
「ね、マジうざい」
そう言って女の子達はぎゃはははって笑った後、私をにらみつけてきた。
「あんたさ、昨日、上杉君と帰ったよね?」
「私達が上杉君と話してたのに、あれはなくない?」
「しかも、同じ傘入ってさ。」
どうやら...私と和典が昨日一緒に帰ったのが気に食わなかったようだ。
「でも...私、は...」
「言い訳とかいらないんだけど。」
「あんたがとれだけ上杉君と仲いいかなんて知らないけど、私達の上杉君なんだから。」
「ねえ、謝って。」
「あと、これから上杉君に近づかないでくれる?」
どうして謝らなくちゃいけないの?
和典は誰のものでもないと思うけど。
それに、家が隣なんだから近づかないでって言われても...
でもそんな事言える訳がなく、私が謝ろうとした時だった。
「あれ...アーヤ?」
慌てて振り向くと、翼がこちらを見ていた。
「た...翼!?」

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設定タグ:探偵チームKZ事件ノート , 上杉×アーヤ , 上杉和典   
作品ジャンル:恋愛
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そこらのバスケ部キャプテン - めっちゃ面白いです(*´・ω・`)b続きが気になる〜o(^o^)o (2019年7月24日 11時) (レス) id: 59f8cacc73 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎ - めっちゃ面白いです!上杉くん可愛い!美門かっこいい!続き楽しみにしてます!! (2019年3月15日 15時) (レス) id: d945d629ff (このIDを非表示/違反報告)
めくりん - 続き、すごく気になります。勉強応援しています。 (2018年8月1日 14時) (レス) id: 01167813ca (このIDを非表示/違反報告)
蒼南 - すごく面白いです!!!上杉くんカッコよすぎ(*:´∀` ニヘラッ)←キm笑笑更新停止中がずうっと続いてもまちつづけますっっ!!勉強、更新ともに頑張ってください!全力で応援してます*:>д< (2017年11月29日 20時) (レス) id: 2d558e7a9d (このIDを非表示/違反報告)
Yua(プロフ) - うわぁぁぁぁぁありがとうございます!!できる限り更新するつもりです← (2017年5月18日 18時) (レス) id: e4dadd34e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yua | 作成日時:2016年9月5日 22時

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