87day ページ44
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「Aちゃ〜ん」
『うお羽風』
「もー、授業には出なよー?」
『君も同じようなもんでしょ』
やっぱり起きれなくて、遅刻してくると、正門の受付のところに羽風が寄りかかっていた。
『ど、どうした???』
羽風はキリッと真面目な顔になって、私の手を掴む。
「…Aちゃんに話がある」
昨日、私のことをジョイスティック扱いしてくる朔間零くんの未来予知は当たったらしい。
『そ、そうかえ、ば、ば、場所変えようぞ』
「なんで朔間さんみたいな口調になったの謎なんだけど」
いかん、動揺が出ている。焦ってはいかん。
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「…ここなら誰もいないよね」
『お、おうそうだな』
裏門はこの時間、あまり使っている生徒がいなく、静まり返っている。
「Aちゃん、座ろっか」
『へ、へい、わかりやした』
促されるままベンチに座ったけど動揺が出すぎて笑いそう
「…俺」
『ん、うん』
「瀬名っちに、
Aちゃんと距離とったほうがいい、って言ったの、俺なんだよね」
『…』
驚きすぎて、何も言えなかったんだ、その時。
喉の奥から声を絞り出して尋ねる
『なんで、そんなことしたの』
「あ〜、俺、多分Aちゃんのこと好きなんだよね」
『なにそれ、か…!』
軽っ、って言いかけたけど、やめた。羽風の整った顔には涙が伝っていて、ほんとなんだって分かったから。
「…っ、ごめん、俺めっちゃカッコ悪い」
『…かっこ悪いとかかっこ悪くないとかじゃない』
「分かってる」
羽風の手が伸びてくる。
思わず、目を瞑った。
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全然更新できなくて申し訳ありません!!!!!
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ねむい(プロフ) - つーさん» ありがとうございます!!!!全然個性とか書き足りない感じがしたんですけど…そう言っていただけてすごくうれしいです!!ありがとうございました!! (2017年10月22日 8時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございました!五奇人の個性豊かな感じが伝わってきてとても面白かったです! (2017年10月22日 0時) (レス) id: ddf345247a (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - にゃる太さん» ほんっとうにありがとうございます!すごい嬉しいです〜!!可愛い女の子まだちょっと続くかも(?)これからもよろしくお願いします! (2017年10月7日 7時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - *☆明蛍☆*さん» わいも我慢できないwwwだめだね我慢ってものを覚えないとこれから先。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
にゃる太(プロフ) - 1日だけ可愛い女の子を演じるをリクした元愛です!めっさ良かったです!もうこの作品好きすぎてやばいです!続き待ってます(*´ー`*)(語力なさすぎてすみません(涙)) (2017年10月6日 21時) (レス) id: 85af189587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむい | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月16日 11時