20時間目 ページ29
ハリーはそれを目の当たりにしぽかんと口を開けている
私はそれにくすりと笑い、ハリーの手をぎゅっと握った
「さて、どこまで話したかな？」
とハグリッドが言った時。バーノンが灰色の顔に怒りの表情を顕にし、暖炉の火の明るみにグイッと進み出た
「2人は行かせんぞ。」
「おまえのようなコチコチのマグルに、この子らを引き止められるもんなら、拝見しようじゃないか。」
ハグリッドは唸りながらそう言った
「マグーーー何ていったの？」
『マグル。ーー多分、魔力がない人間のことを言うんじゃないか？』
「その通りだ。魔法族ではない者を俺らはそう呼ぶ。
よりによって、俺の見た中でも最悪の、極めつきの大マグルの家で育てられるなんて、おまえさんらも不運だったなあ。」
「この子らを引き取った時、くだらんゴチャゴチャはおしまいにするとわしらは誓った。
2人の中からそんなものは叩き出してやると誓ったんだ！
魔法使いや魔女なんて、まったく！」
「知ってたの？」
ハリーがそう呟いた
「僕らが、魔法使いや、魔女だってこと………知ってたの？」
そして突然、ペチュニアが甲高い声を上げた。
「知ってたかですって？
ああ、知ってたわ。知ってましたとも！
あの癪な姉がそうだったんだから、おまえたちだってそうに決まってる
姉さんにもこれと同じような手紙が来て、さっさと行っちまった……その学校とやらへね
休みで帰ってくる時にゃ、ポケットはカエルの卵でいっぱいだし、コップをねずみに変えちまうし
私だけは、姉さんの本当の姿を見てたんだよ……奇人だって。
ところがどうだい、父も母も、やれリリー、それリリーって、我が家に魔女がいるのが自慢だったんだ。」
ペチュニアは一瞬私に目を向け、一度大きく息を吸い込むと言葉を続けた
「そのうち学校であのポッターに出会って、2人ともどっかへ行って結婚した。
そしておまえたちが生まれたんだ。
ええ、ええ、知ってましたとも。おまえたちも同じだろうってね。
特にA。あんたは特に異常だってね。」
彼女の眼にはあの時見せた憎悪と、悲しみ、怒りが色濃く宿っていた
「私は見ていたんだよ。お前がまだ小さい頃、庭で死にかけていた小鳥を一瞬で治したことをね！」
そしてその眼は語っていた。どうしてこんなバケモノを守って、姉さんは死んでしまったのかと
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かみきれ(プロフ) - すいません、前言撤回！次のページから読みやすくなってました。変なところでコメントしてごめんなさい！ (2023年4月17日 19時) (
レス) @page10 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 面白いんだけど……中途半端なところで改行しているせいで読みにくいです。 (2023年4月17日 19時) (レス) @page8 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
new user(プロフ) - 面白いのですが、文章が読みづらいです。助詞がおかしかったり、言葉が抜けていて変な文になっていたりします。 (2021年11月27日 12時) (レス) @page7 id: f4cfaee80e (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶とココア(プロフ) - 何故原作と言う言葉が出てくるのでしょうか？夢主は元々ハリーポッターの世界の住人ですよね？他の世界から転生したのなら分かるのですが設定には書いてない為指摘させて頂きました。物語自体は面白いです！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf85365645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉美 | 作成日時：2014年10月11日 15時
