14時間目 ページ23
“コークワーク州 レールヴューホテル 17号室
A・ポッター 様 ハリー・ポッター 様”
私とハリーは顔を見合わせ、素早くそれを受け取ろうとハリーが手を伸ばすが、バーノンに手を弾かれた
「わしが引き取る。」
彼はさっと立ち上がり、そのまま女主人について食堂を後にした
「また取れなかった………」
落ち込むハリーの頭を一撫でし、優しく微笑むと
『大丈夫。チャンスを待とう。』
「うん………」
大人しくコクンと頷いた彼に内心悶えた
なんでこんなに可愛いんだろうか、うちの弟は
そしてその後、私たちはとんでもないところに連れてこられた
嵐が来そうな鉛色の空の下。私たちはボロボロな船の上にいた
食料を積んだ船は凍えそうな寒さと雨の中、何時間も経った頃だった。船は岩に辿り着き、私たちはバーノンを先頭におんぼろ小屋に辿り着くことができた
小屋の中はひどく荒れており、海藻の匂いと、板壁の隙間からヒューヒューと風が吹き込んでくる
更には長い間使われていなかったであろう暖炉は湿っていてうまく火が点きそうになかった。(バーノンは食糧であるポテチの空袋で火をつけようとしたが、燻るだけで無駄に終わった)
「今ならあの手紙が役立つかもしれんな。え？」
バーノンは楽しそうだった
こんな嵐の中、郵便を届ける者はいないと考えているのだろうが、まぁ、その考えは覆されることになるのだろう
もうすぐ、私とハリーの誕生日だ
バーノンたちが寝静まった頃、ますます激しくなる嵐の音を聞きながら私たちはボロボロな毛布に一緒に身を寄せて包まったまま、比較的柔らかい床に寝そべった。ソファーにはダドリーが眠っており、そこからはみ出しているダドリーの手首に付けられている腕時計を2人で見た
11歳になるまで後ーーーーーードーン！！
小屋中が震えた
ちょっと待て。早いよ、早すぎるよハグリッド！まだ12時になってないじゃないか！私が一番最初にハリーにお誕生日おめでとうって言いたかったのに！！
内心でハグリッドに抗議していると、ビクッとハリーが跳び起きた
それを宥めるように抱き締めて音の根源である扉を見つめる
ドーン！もう一度誰か(絶対ハグリッドだろうが)が、ノックした
でもこれ、ノックか？
寧ろ扉を破壊しようとしてないか、ハグリッド
すると、その尋常ではない物音にダドリーが目を覚まし、「何？大砲？どこ？」などと寝ぼけたことを言い出した
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かみきれ(プロフ) - すいません、前言撤回！次のページから読みやすくなってました。変なところでコメントしてごめんなさい！ (2023年4月17日 19時) (
レス) @page10 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 面白いんだけど……中途半端なところで改行しているせいで読みにくいです。 (2023年4月17日 19時) (レス) @page8 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
new user(プロフ) - 面白いのですが、文章が読みづらいです。助詞がおかしかったり、言葉が抜けていて変な文になっていたりします。 (2021年11月27日 12時) (レス) @page7 id: f4cfaee80e (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶とココア(プロフ) - 何故原作と言う言葉が出てくるのでしょうか？夢主は元々ハリーポッターの世界の住人ですよね？他の世界から転生したのなら分かるのですが設定には書いてない為指摘させて頂きました。物語自体は面白いです！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf85365645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉美 | 作成日時：2014年10月11日 15時
