7時間目 ページ16
蛇は同意するように頷き、ハリーがどこから来たのかと尋ねると、尾を器用に使って掲示板を示した。
そこには、ブラジル産のボア・コンストリクター 大ニシキヘビ。と書かれている。
ハリーはそこまで読んで、また蛇に話しかけていた。
「いいところなの？」
『いや、ハリー。彼はここの生まれなんだ。ほら、続きにそう書いてある。』
ハリーは私の言葉に従うように続きを読むと、すまなそうな顔をした。
「そうなの……じゃ、ブラジルには行ったことがないんだね。」
蛇が頷いた瞬間だった
私たちの後ろの方で耳をつんざくような大声が聞こえた
「ダドリー！ダーズリーおじさん！早くきて蛇を見て。信じられないようなことやってるよ。」
これはマズイ。ダドリーがドタドタと彼のできうる限りの全力疾走でこちらに向かっている音がする
このままではハリーが怪我をすると思い、私はハリーの手を引いて私の後ろに下がらせた
しかしダドリーは勢いを止めることができず、私に体当たりし、私の体は見事に吹っ飛んだ
一応受け身はとったが、如何せん痛いことに変わりはないわけで
ハリーは慌てて私のそばまで走りより、怪我はないかと抱え起こしてくれた
少し擦りむいただけだと伝えると
「…………あの子ブタ………僕のAに怪我させて……ただで済むと思うなよ………」
顔は笑顔なのに目が全然笑っていない
我が弟ながら末恐ろしい限りだが、心配してくれるのは素直に嬉しいので、今のは見なかったことにしておいた
すると、ハリーの怒りによって感化されたのか、ニシキヘビのガラスが綺麗さっぱり消え去った
寄りかかっていたダドリーとダドリーの友人のピアーズが中に落ち、代わりにニシキヘビがそこから出てきた
人々の悲鳴をバックに、蛇は私たちの方に近付き、通り過ぎざま私たちにお礼を言った
【ブラジルへ、俺は行くーーありがとよ、アミーゴ、セニョリータ！】
『道中気をつけて。』
「良かったね。」
私たちは口々にそう告げ、蛇を見送った
さてそれからが大変だった
その後、ガラスはいつの間にか元に戻り、ダドリーたちは閉じ込められ(ハリーがザマーミロと笑ったのが聞こえた)、その2人が救出されてから、有る事無い事ペチュニアたちに話して、そして挙句に爆弾を投下してくれたのだ
「Aとハリーが蛇と話してた。」
ピアーズを送り届けるまで怒鳴るのを我慢していたであろうバーノンは、怒りのあまり声も出ていなかった
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かみきれ(プロフ) - すいません、前言撤回！次のページから読みやすくなってました。変なところでコメントしてごめんなさい！ (2023年4月17日 19時) (
レス) @page10 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 面白いんだけど……中途半端なところで改行しているせいで読みにくいです。 (2023年4月17日 19時) (レス) @page8 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
new user(プロフ) - 面白いのですが、文章が読みづらいです。助詞がおかしかったり、言葉が抜けていて変な文になっていたりします。 (2021年11月27日 12時) (レス) @page7 id: f4cfaee80e (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶とココア(プロフ) - 何故原作と言う言葉が出てくるのでしょうか？夢主は元々ハリーポッターの世界の住人ですよね？他の世界から転生したのなら分かるのですが設定には書いてない為指摘させて頂きました。物語自体は面白いです！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf85365645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉美 | 作成日時：2014年10月11日 15時
