17歳の高校生【マフィア松】3

Part88 ページ6

俺の前に、白い光が現れた。



『うッ！』



でも、その光はかなり強く、前に誰がいるのか分からない状態だった。



そんな中、天月誠の声が聞こえて来た。





誠「あら、記憶が戻ったんだね？天使さんw」





天月誠はそう言うと、俺の前の白い光が少しずつ消えていった。



すると、俺の前に現れたのは……





『A…？』





さっきまでアジトの中にいたはずの、Aだった。





貴「間に合って良かったです。おそ松さんw」



Aはそう言うと、俺たちに向かってニコッと笑ってきた。



そんなAに俺たちは笑い返そうとしたが、Aの服を見てそれどころじゃ無かった。



『A……その血……』



貴「あ、これはお母さんの血。大丈夫、後で蘇らせるからw」



よ、蘇らせる？



貴「それにしても、悪魔になるの早くないか？悪魔。」



誠「それに比べて、よく人間の姿でいられるな。天使はw」



貴「ま、人間は私の憧れでもあったからね。」



あれ？



こいつらって、あんなに仲が良かったっけ……



誠「記憶が戻ったならさ、またあの時みたいに戦おうぜ！」



貴「嫌だね。」



誠「何でー？」



貴「戦ったって決着つかないじゃん。」



誠「そんなこと言うと、さっきみたいにまた炎投げちゃうよ？w」



貴「投げたってむだよ。私は人間の姿でも力を使うことが出来るから。」



誠「うわッ、それは卑怯だぞ！」



貴「どこが卑怯だ！」



誠「俺もその力欲しい！」



貴「上級の悪魔なのに持ってねぇのかよ！」



あ、あれ？



俺、何を信じていいのか分からなくなってきた……



誠「あぁぁぁぁ！もおぉぉぉぉ！Aだけずるいよぉぉぉぉ！」



貴「子供かお前！いいからさっさと降りてこい！」



誠「じゃ、抱きしめてくれる？」



貴「ごめん。断る。」



誠「じゃあ降りない！」



貴「お前、人間のときの方がかっこいいぞ。」



ﾊﾞｯ



誠「やっぱり？」



貴「何でかっこいいって言ったら、降りてくるんだよ。」



誠「Aがかっこいいって言ったから。」



貴「……聞かなかったことにするね。」



誠「おい！」



『あ、あの……俺たちのこと忘れてない？』



誠/貴「「あ、忘れてた。」」←



『まじこの小説何なんだよ！』



ト「あの、整理したいから2人のこと教えてくれない？」



誠「それは次回な！」



貴「それ、お約束だな。」←









続く＿＿

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