Part102 ページ22
〜悪魔(天月誠)side〜
空耳か？
いや、確かに天使は言った。
俺に向かって「人間にする」と……
『お、お前……それ本気で言ってるのか……』
貴「当たり前よ。私が嘘をつくとでも？」
『いや、そんなことは言ってないが……』
貴「じゃ、別に人間にしてもいいよね？」
いや、そういうことじゃなくて……
俺が言いたいのは……
『何で、俺を人間にするんだよ。6つ子に酷いことをしたこの俺を。』
貴「確かに、貴方は酷いことをした。本当なら貴方を消さないといけない。でも、私にはそれが出来ない。」
『は？何でだよ？』
貴「………貴方に、感謝してるから。」
は？
貴「貴方のおかげで、私は6つ子と出会った。そして初めて“恋”というものを知った。それから私の生活は毎日が楽しくて、気づけば自然と笑っていた。今まで以上に。これは全部、貴方が人間界でイタズラをしようとしたおかげ。私を変えてくれてありがとう。おかげで私は今とっても幸せだよw」
意味が分からない。
何で、それだけで俺に感謝するんだよ。
ほんと……
『可愛いな…w』
貴「え？今なんて言った？」
『いいや、なにも。』
貴「え〜」
この気持ち……
この気持ちだけは、俺の宝物にしたい。
想いが伝わらなくても……
『さ、俺を早く人間にしてくれ。』
貴「いいけど……知ってるよね？人間になると記憶が全部無くなるって……」
『知ってるよ。知ってるからこそ早く人間になりてぇんだよ。』
貴「そう……」
なんだよ。
さっきまで笑ってたのに、急に泣きそうな顔しやがって。
それを見たら……
ｷﾞｭｯ
貴「え？」
抱きしめたく、なるじゃん。
『俺、お前が好きだった。』
貴「え///」
『でも、悪魔は天使に触れると消える。それが辛くて辛くて、だからイタズラを考えたんだ。お前を悪魔にしたくて。』ｼｭｰ
貴「ちょ、ちょっと！消えるよ！そんなことしたら！」
『消えてもいいさ。お前に想いが伝わったなら。』ｼｭｰ
貴「え？」
『俺は、お前のおかげで幸せになれた。ありがとう。俺の側にいてくれてw』ｼｭｰ
貴「悪魔……」
『じゃあな天使。いや、A。またどこかでなw』
貴「ま、誠！！」
あぁ、視界がどんどん暗くなる。
終わったんだ。俺。
じゃあな、俺の宝物たち。
続く＿＿
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ずーしく(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！ハッピーエンドになったか分かりませんが、ぜひ最後まで読んでみてくださいw (2018年5月11日 21時) (
レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - パーカー松推しさん» コメントありがとうございます！本当ですか！すっごく嬉しいです！また新しい小説を書こうと思っていますので、ぜひこれからも読んでみてください！ (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ヨウ(・∀・)/カラ松gialださん» コメントありがとうございます！そういうお言葉があったおかげで、この小説を完結することが出来ました。ぜひ、他の小説も読んでみてください！本当にありがとうございました！ (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！その後の話で天月誠とくっつくバージョンを書いてみましたが、かっこよく書けていないと思いますが、ぜひ読んでみてくださいw (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - gu-raさん» コメントありがとうございます！この小説完結しましたが、多分gu-raさんが思っているものよりダメダメだと思うので、あまり期待しないでくださいw (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CATHERINE | 作成日時：2018年4月1日 17時
