Part97 ページ16
〜Aside〜
待っていた。こうなる日を。
分かっていたはずなのに……
なぜか、悲しい気持ちになる。
もしかして、悪魔を倒したくないのかな?
いや、それは違う。
私の体は、今すぐ悪魔を倒したいとウズウズしている。
じゃあ、何でこんな気持ちになるんだろ?
十「A……」
『十四松さん……』
そうか。そういうことか。
私、6つ子とお別れするのが悲しいんだ。
6つ子はどう思ってるのかな?
私と、同じ気持ちになっているかな?
だとしたら、いいな。
だとしたら……
誠「A、ここでケリをつけよう。」
でも、こうなることは絶対に起きると分かっていた。
6つ子とお別れすることだって分かっていた。
私の答えは、ただ1つ。
『そうね、ケリをつけましょ。でもその前にw』
私はそう言うと、自分の力を使い、6つ子がいる所へ一瞬で移動した。
誠「A、何しようとしてる……」
『おそ松さんをこのままにすると悪魔になってしまうので、それを治そうと思いますw』
誠「余計なことをするな!」
悪魔はそう言うと、手から紫色の炎を出し、私に向かって投げてきた。
『残念だけど、その力じゃ私には勝てない。』
私はそう言うと、6つ子と私の周りに透明な壁を作った。
それを作ったおかげで、炎は壁にぶつかり消えていった。
誠「くそ!!」
悪魔はそう言うと、壁を壊そうと、次々と技を出してくる。
それを見た私は、ちょっとやばいなと思い、おそ松さんの近くに座る。
お「A……」
苦しそう。
早く治さないと……
『今からおそ松さんに私の力を少しあげます。それにより、おそ松さんは一生悪魔になることはありません。なので、もう安心してくださいw』
私はそう言うと、神に祈るように手を合わせ、祈り始めた。
『天の神よ。私と6つ子に力を。』
すると、少しずつ体が軽くなってきた。
力が……力が私の体の中に……
神からの贈り物を受け取り、私は閉じていた目を開ける。
おそ松さんを見ると、さっきまで苦しそうだった顔が、いつもの顔に戻っていた。
よかった。おそ松さんを守ることが出来た。
よし、早く6つ子をここから逃げ出さな……
6つ子を逃がさないといけないのに、何で?
何で……私……
涙を、流してるの?
続く__
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ずーしく(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!ハッピーエンドになったか分かりませんが、ぜひ最後まで読んでみてくださいw (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - パーカー松推しさん» コメントありがとうございます!本当ですか!すっごく嬉しいです!また新しい小説を書こうと思っていますので、ぜひこれからも読んでみてください! (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ヨウ(・∀・)/カラ松gialださん» コメントありがとうございます!そういうお言葉があったおかげで、この小説を完結することが出来ました。ぜひ、他の小説も読んでみてください!本当にありがとうございました! (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます!その後の話で天月誠とくっつくバージョンを書いてみましたが、かっこよく書けていないと思いますが、ぜひ読んでみてくださいw (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - gu-raさん» コメントありがとうございます!この小説完結しましたが、多分gu-raさんが思っているものよりダメダメだと思うので、あまり期待しないでくださいw (2018年5月11日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CATHERINE | 作成日時:2018年4月1日 17時