第52話 ページ10
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『あ、あの……みんな……』
驚いた表情をしたみんなに、私は話しかけるが……
まったく、喋る感じがしない。
『みんな、どうしたの?そんな驚いた顔しちゃっt「俺達にもやるの?」え?』
碧「俺達にも、今の女みたいに家族の元に返すのか?」
あぁ、そういうことか……
『それは分からない。もしかしたら返すかもね。』
碧「俺は帰らない。ずっとAの傍に居る。」
美「私も。死ぬまでずっと。」
そう言ってくれるのは嬉しい。
でも……
『私の傍に居ると、後で後悔するよ?』
もし、あいつらに会ったら……みんなは……
真「後悔なんかしないわ。みんなと一緒に居れば。」
拓「みんなが一緒に居れば、どんなことだって乗り越えられる。だから、俺達はAと一緒に居るんだよ。」
今まで奴 隷として働いていたみんなが、こんなに成長したなんて……
やっぱり、私にはみんなが居ないと……
「「「「「「Aさん。」」」」」」
6つ子は私の名前を言うと、私の前に立った。
『どうしたの?』
お「俺達も、Aさんの傍に居たい。それでAさんのようなマフィアになる!」
『マフィア!?』
十「僕達も、Aさんみたいに強くなりたい!」
カ「お願いです!俺達に戦いを教えてください!」
「「「「「「お願いします!!」」」」」」
6つ子はそう言うと、深々と頭を下げる。
その姿はまるで、昔の美雪達のような姿。
これを見ると、つい甘くなっちゃうんだよね。
『いいわ。教えてあげる。』
「「「「「「本当ですか!?」」」」」」
『その代わり、今から私が言うことをしっかり聞いてね。』
「「「「「「はい!!」」」」」」
『それじゃまず1つ目。みんなにはタメ口で話しなさい。』
碧「そうだ。俺達は仲間でもあり友達でもある。だから、俺達にはタメ口で話せよな。」
美「私、敬語きらーい!」
拓「見た感じ、6つ子も俺達と同じくらいの年齢だと思うし、別にタメで話しても俺は全然気にしないぞ。」
あら、みんなそう思ってるなら私に言えばいいのに。
そしたら、今じゃない時に言ってあげたのに……
チ「ほ、本当にタメ口でいいんですか…?」
『いいよ。その方が仲間って感じがするし!』
「「「「「「わ、分かった!!」」」」」」
あぁ、私……
こんな、幸せでいいのかな?
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まなたん - めちゃくちゃ良くて読んでる途中で勝手に涙がぁぁぁぁぁ( ;∀;)最後とかもう...脱水症状起こしちゃうよぉ( ;∀;)良き物語を作ってくれて、ありがとうございます( ;∀;)←泣いてばかりやなw (2019年1月18日 3時) (レス) id: a0ca9a33f5 (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ひなさん» そう言ってくださってとても嬉しいです!ありがとうございます!小説の中でおそ松が“ある事”をすると言っていましたよね?実はその続きで、6つ子は親に会いに行きたいと夢主に言ったのです。それが夢主と6つ子の約束です!説明下手ですみません。 (2018年6月30日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - すごくいい作品だった!あと、最後の俺たちの約束ってなに?めっちゃ気になる! (2018年6月17日 17時) (レス) id: 9b800d69ba (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - れいさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!是非、他の作品も読んでみてください! (2018年6月17日 15時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 今見終わりました、めっちゃ面白かったです!これからも頑張ってください! (2018年6月13日 7時) (レス) id: 2a9c9cc493 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CATHERINE | 作成日時:2018年4月1日 8時