第49話 ページ7
・
『あ、それよりもっと残酷な死に方がいい?』
涌「や、やめろ!!」
涌井はそう言うと、手足をバタバタさせる。
そうやっても意味無いのにね。
涌「くそッ!」
すると涌井は、咲夜ちゃんに向かって右腕を伸ばした。
涌「咲夜!今すぐこの女を俺からどかせ!」
咲「え…!」
涌「ご主人様の言うことが聞けないのか!さっさとy グサッ あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『まじ腹立つ。』
私はそう言うと、涌井の右手に刺さったナイフを更に強く刺す。
その度に涌井の悲鳴と、ドロドロと血が流れる音が聞こえてくる。
涌「……ぁ……ゃ……」
『お前みたいなマフィア、見てて腹が立つ。今すぐ殺してやるよ。』
私はそう言うと、ポケットからもう1つのナイフを取り出し、涌井の心臓にめがけて思いっきり振り下ろした。
グサッ
私はナイフで涌井を刺すと、涌井は動いていた体を止めた。
また、私は人を殺した。
私は心の中でそう思った後、みんなの顔を見る。
やばい、みんな怯えた顔してる……
『ごめん。こんな所見せるつもりは無かった。特に6つ子と咲夜ちゃんには。』
私はそう言うと、涌井から離れ、みんなからも離れようとした。
しかし……
咲「か、かっこよかったです!!」
『え?』
予想外の言葉に、私は首を傾げた。
咲「マフィアって、みんな悪い人ばかりかと思っていました。でも、貴女は他のマフィアと違って私みたいな奴 隷に優しく接してくれた。それに、私を助けてくれた!やっと会えた。貴女みたいな、いや神様みたいな人に……」
咲夜ちゃんはそう言うと、大粒の涙を流した。
そして……
咲「Aさん!大好きです!」
『え!?』
咲夜ちゃんは思いっきり、私を抱きしめてきた。
『さ、咲夜ちゃん!?』
咲「私、今まで会ってきた人の中でAさんが一番好きです!大好きです!」
咲夜ちゃんはそう言うと、抱きしめる力を強くする。
そんな咲夜ちゃんに、私は優しく抱きしめ返した。
そして……
『ようこそ、自由の世界へ。』
私は、そう言った。
・
50人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなたん - めちゃくちゃ良くて読んでる途中で勝手に涙がぁぁぁぁぁ( ;∀;)最後とかもう...脱水症状起こしちゃうよぉ( ;∀;)良き物語を作ってくれて、ありがとうございます( ;∀;)←泣いてばかりやなw (2019年1月18日 3時) (レス) id: a0ca9a33f5 (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - ひなさん» そう言ってくださってとても嬉しいです!ありがとうございます!小説の中でおそ松が“ある事”をすると言っていましたよね?実はその続きで、6つ子は親に会いに行きたいと夢主に言ったのです。それが夢主と6つ子の約束です!説明下手ですみません。 (2018年6月30日 21時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - すごくいい作品だった!あと、最後の俺たちの約束ってなに?めっちゃ気になる! (2018年6月17日 17時) (レス) id: 9b800d69ba (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - れいさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!是非、他の作品も読んでみてください! (2018年6月17日 15時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 今見終わりました、めっちゃ面白かったです!これからも頑張ってください! (2018年6月13日 7時) (レス) id: 2a9c9cc493 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:CATHERINE | 作成日時:2018年4月1日 8時