おねがい。【マフィア松】2

第66話 ページ24

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今の時刻は夜の9時。



私と戦って疲れたのか、夏希と陽菜以外のみんなはぐっすり眠ってしまった。



夏「こうやって皆さんと寝るなんて、初めてですね。」


『確かに、こういう機会って無いもんね。』


陽「ふふっ、皆さんの寝顔可愛いです。」



本当。とっても可愛い。



でも……





「貴女はもう仲間と笑い合うことが出来なくなる。今のうちに沢山笑うことだな。それでは。」





あの謎の人の言葉が気になり、つい考えてしまう。





もし、みんなと笑い合えなくなったら、どうしよって。





陽「Aさん！どうしたのですか！」


『え？』


夏「な、涙が！」



涙？



まさか私、泣いてるの？



陽「どうしたのですか！悩みなら私達が聞きますよ！」


夏「そうです！隠さなくて良いんですよ！」


『夏希……陽菜……わたし……どうすれば……』


陽「Aさん、辛いことがあったら思う存分泣いてください。」


夏「昔の、私達のように。」


『う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！』



私は、夏希と陽菜の言葉に、耐えていた涙を流した。



真「うるさいなぁ、って！何でA泣いてるの！」


碧「お、おい！どうしたんだ！」


『み、みんな……わたし…いやだよ……』


真「な、何が嫌なの？」









『みんなと笑い合えなくなるなんて、嫌だよぉ……』









12人「えッ」









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