第18話 ページ22
・
あの事件が起きたのは、大雨の日だった。
私はその時、どうすればみんなと仲良くなれるか考えていた。
『はぁ、どうすればいいのかなぁ？』
私がそう言うと、事件が起きた。
「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」」」」」
『っ！』
今の時間は、夜中の2時。
この時間、あの5人は寝ていた。
それなのに……今の悲鳴は……
『みんな！！』
気づけば私は、みんなが寝ている部屋に猛ダッシュしていた。
.
.
バン！
『みんな！！』
私は、みんなが寝ている部屋の扉を思いっきり開けた。
すると、そこに居たのは……
「君か、ここのボスは。」
拓磨が奴 隷として働いた組織、薩摩ファミリーのボスだった。
『き、貴様は！薩摩ファミリーの…！』
「噂通り、とっても可愛らしいお嬢さんなんですね。」
『み、みんなをどこへやった！！』
「みんな？…あぁ、あの5人か。」
『返せ！その5人は、私にとって大事な人なんだ！』
「それを聞いて、「分かりました。返します。」って言うと思う？ははっ、君って少しお馬鹿なところがあるんだね。」
『黙れ！！』
「黙りませんよ。こんな可愛い君が前に居るんだから。」
『っ！』
「ね、君は今1人？」
『ひ、1人だが…？』
「だったらさ……」
グイッ
『っ！』
薩摩ファミリーのボスは私に近づくと、無理やり腕を掴み引っ張ってきた。
『な、何するんだ！離せ！』
すると、薩摩ファミリーのボスは私の耳元で、
「俺の、嫁になれよ。」
と、言ってきた。
『な、何を言ってるんだ…？』
「そのままの意味だ。」
『私が……貴方の嫁になる、だと？』
「そう。」
『い、嫌よ！誰がお前の嫁になるか！』
私はそう言うと、掴まれている腕を引く。
しかし、薩摩ファミリーのボスは私の腕を離さなかった。
『いい加減その手を離せ！さもなくば、お前を殺す！』
「へぇ、君が俺を？」
『わ、私を舐めるな！』
「舐めては無いよ。君が強いことは把握している。」
『だったら、その手を離した方がいいよ。死にたくなければな。』
「…分かった。」
薩摩ファミリーのボスはそう言うと、私の腕を掴んでいた手を離した。
よし、今だ！
私は、ポケットから拳銃を取り出した後、薩摩ファミリーのボスに向けて撃った。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ずーしく(プロフ) - あさぎさん» コメントありがとうございます！はい、頑張ります！なのでぜひ最後まで読んでください！ (2018年4月2日 13時) (
レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！この小説続編行きましたので、ぜひこれからも読んでください！ (2018年4月2日 13時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - いつも更新を楽しみにしてます！これからも頑張ってください( ≧∀≦)ノ (2018年3月30日 21時) (レス) id: 691380af9f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます！ (2018年3月29日 23時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - 白虎Pさん» 本当ですか！？そう言ってもらえて嬉しいです(*´ω`*) (2018年3月27日 16時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：CATHERINE | 作成日時：2017年11月7日 6時
