第14話 ページ18
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私はあの後、特に用事が無かったのでリビングに行った。
ガチャ
『えッ』
碧「おぉ、Aじゃないか。」
『碧斗……』
リビングには、ソファーに座りながらコーヒーを飲んでいる碧斗が居た。
ってか……
『相変わらずだなぁ。』
碧「何がだ?」
『かっこつけるとこ。』
碧「え、そうか?」
碧斗は、とても良い奴なんだけど……
なぜか、かっこつける癖がある。
まぁ、かっこいい顔をしてる碧斗だから許すけど。
『そんなことより、碧斗はどうしてここに居るの?』
碧「そういうAこそ、こんな夜遅いのにまだ寝ないのかよ。Aは女なんだから、お肌を大事にしなくちゃいけないだろ。」
『まぁ、そうなんだけどぉ。』
碧「ま、Aが寝ない理由は何か悩みがあるってことだって知ってるけどな。」
『良く分かったね。』
碧「お前の右腕だからな!」
『ふふっ、そうだね。』
ほんと、碧斗はとても良い人だな。
助けて良かったって、改めて思ったよ。
碧「で、何に悩んでるんだ?」
『じ、実はね……』
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碧「…なるほどな。つまりAは、6つ子と俺達と仲良くなりたいんだな?」
『そう。』
碧「お前……案外、可愛いところもあるんだな。」
『ちょ!失礼な!』
碧「悪ぃ悪ぃ。」
『ま、自分でも幼稚みたいな悩みだなって思ったよ。』
碧「知ってるよ。Aは仲間のことになると、幼稚みたいなことを考え方をするって。」
『ま、まじか。知ってたのかよ。』
碧「お前の右腕だからな!」
『それ、さっきも聞いた。』
碧「気にするな!」
『気にするよ。』
碧「はいはい、ごめんなさ〜い。」
『うざっ。』
碧「扱い酷くない!?」
『それより、私の悩みは解決出来るの?』
碧「当たり前だろ。」
『当たり前ってなぁ、簡単に言わないでよ。』
碧「ま、今のAは“あれ”が無いから出来ないかもな。」
『え、どういうこと?』
碧「つまり、お前には……
“自信”が無いってことだよ。」
『自信が、無い?』
碧「そう。」
『え、い、意味が分からないんだけど……』
碧「答えは自分で考えろ。その方がお前のためになる。」
『え!ちょ!』
碧「俺も協力するから、な?」
ガチャ
碧斗はそう言うと、リビングを出ていった。
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ずーしく(プロフ) - あさぎさん» コメントありがとうございます!はい、頑張ります!なのでぜひ最後まで読んでください! (2018年4月2日 13時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます!この小説続編行きましたので、ぜひこれからも読んでください! (2018年4月2日 13時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - いつも更新を楽しみにしてます!これからも頑張ってください( ≧∀≦)ノ (2018年3月30日 21時) (レス) id: 691380af9f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年3月29日 23時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
ずーしく(プロフ) - 白虎Pさん» 本当ですか!?そう言ってもらえて嬉しいです(*´ω`*) (2018年3月27日 16時) (レス) id: 1d9ccb178d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CATHERINE | 作成日時:2017年11月7日 6時