31 ページ35
「俺は､気が強い女が好みだったから､前のお前に惚れたんだ｡
でもまぁ､今はお前自体が好みだけどな！」
急に知らされたディエゴのタイプと､その後の甘い口説き文句に､一瞬思考が止まる｡
「お前が聞いてきたんだろう？なんでお前に惚れたのか」
急にどうした？というのが顔に出てたのか､熱冷まし用湿布越しに､デコピンをされた｡
「記憶を失う前の私を考えてみると､
自分勝手で周りを振り回してる豪快な人ってイメージが浮かんだんですけど…」
当たってます？と2人の顔を見ると､本人になんと言えばいいのかという表情で「正解だ」と言った｡
「"私のスタンド=記憶を無くす前の私"って仮定を立ててみたんですが……」
続けて開いた口に､2人は興味深そうに耳を傾けてくれる｡
「最初に能力が発動したのも､スタンドが自分勝手に判断して発動したものですし､
何より､自分の行動は全て正しいと思ってる感じがして…」
何故そう思ったのかを説明すると､ヴァレンタインが口を開いた｡
「確かに､"この荒木Aの行動に間違いはないッ！あるとしたら､周りとの"認識の違い"だけだ！"なんて言っていたな」
と､スタンド=失った記憶の私という考察に頷いてくれる｡
「でも､俺達を攻撃する理由は？一緒に住んでて､普通に仲も良かったのにそんなことするか？」
そう言うディエゴに､反論はできない｡自分もそう思っていたからだ｡
「そうなんですよね…そこが謎で…」
何故だろうと考え始めると､
「おいディエゴ､お前が入らないと俺が風呂に入れないんだが｡後がつっかえてるんだ､早くしろ」
と､カーズが部屋に入ってきた｡
顔には少しの疲労が浮かんでいる｡ディエゴを探し回って､やっと私の部屋で見つけたのだろうか｡
小さく舌打ちをした後､
「風呂上がったらまた来るぜ｡ヴァレンタイン､絶対に変なことすんなよ！」
と言って､ディエゴは部屋を後にした｡
最初､変なことしようとしてたのは貴方じゃないですか､なんてつっこみを飲み物で流して､ディエゴを見送った｡
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もやし。(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます！そうなんですよね…周りに7部分かる人が少なくて、大統領推しがいないんですよ……高校受験！応援してますね！ (2020年10月6日 19時) (
レス) id: dd72e70a86 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - ボスの推し四人共に私と一緒なんで嬉しかったです！特に大統領推しがいなくて(そもそもジョジョ知っている人が居ないんですが)高校受験なのでこれ見て頑張ろうと思いました！ (2020年10月6日 0時) (レス) id: 5bcc3d1fdd (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 裕華さん» なんと！親近感！ありがとうございますwでも、結構前の絵なんで、今のとは若干違うかもです(((^_^;) (2016年6月24日 17時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)
裕華 - もやし。さんの絵が私の絵に似ていてなんか親近感わくｗｗ (2016年6月24日 17時) (レス) id: d6370e6be5 (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 令さん» 納得していただけて良かったです！ (2016年4月5日 13時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もやし。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2016年2月26日 1時
