鷲uう ページ11
敦(―――何だ?あれは。
手の甲より上の部分が、腕の形を維持出来たのが不思議なくらいグチャグチャだ……。
あんなの、動かす処か生命維持すら困難な筈じゃ……)
レイ?「そういや、間違って飲み込みかけたのが……ぺっ!」
モゴモゴと口を動かし乍ら彼女が吐き出したのは、だ液と大量の血液に塗れた紙屑だった。
国木田(あれは……!異能を無効化した時に紙に戻ったのか!)
レイ?「ありゃら。舌ときゃもひびららけでしゃびぇれない……」
賢治「うわぁ!最早獣というより
与謝野「流石に酷いねぇ……考えてみりゃあの娘もある意味被害者なんだったね」
尾崎「哀れよのう。虎の異能やら何やら死のうにも死ねんようじゃ。せめて如何いう形で死ぬかくらいは選ばせてやろうかえ」
樋口「その前に尋問が先です。一連の事件については探偵社に任せるとして、あの女が芥川先輩を狙った理由と『仮想戻』という人物との接点等を聞かないと―――」
レイ?「その名を云うんじゃねぇ!」
突如、口内からも内部出血していた筈の彼女がはっきりとした口調で言い放った。
レイ?「彼奴は、あの女は、あのクソゴミ屑の底辺女は……!
一番!最悪な形で!死んで欲しかった!
かつてない程の憤怒と憎悪と怨念を込めた絶叫が広範囲に響き渡り、それに合わせて溢れた血液が空中に舞う。
その血は彼女の傷を埋めるように傷口に入り込むと、四肢を真っ赤に覆い尽くした。
フョードル「さぁ、真の
遠地にいるフョードルの呟きとほぼ同じタイミングで、彼女は両腕を構える。
レイ?「異能力―――
『
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雪碑(プロフ) - まつかわもちさん» 一作目から読んでくださりありがとうございます!まぁ、評価するかどうかは個人の自由ですから…‥ (2018年7月22日 9時) (レス) id: 12c252c2e1 (このIDを非表示/違反報告)
まつかわもち(プロフ) - 一作目から一気読みしてきました! 面白いです。頑張ってください! これは独り言です……お気に入りは沢山あるのに評価が一切ないって嫌ですよね。 (2018年7月22日 9時) (レス) id: 895f1d2de6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪碑 | 作成日時:2018年7月18日 23時