推しと恋愛は無理です!【mfmf】

・ ページ5

ま「えっ、なんでですか！？」




目を見開いて驚いた様子のまふくん




『当たり前じゃないですか..


いいですか？私はあなたのファンなんです



なんのためにカミングアウトしたと思ってるんですか！


リスナーだと分からせて距離を取って頂くためですよ！？』





ま「でももう僕はあなたのことが好きになってしまいましたし...」





『この短時間のどこにそんな要素が...』





ま「僕を助けてくれました！」




『従業員としてあるべき行動をとっただけです』




ま「レジで明るく対応してくれました！」




『従業員として当然の行為です』




ま「どうしてもダメなんですか？」




そんな切ない顔しないで欲しい




『まふくん...



すみません、失礼します！』




その顔をこれ以上見たくなくて腕を思い切り振り切って店内に戻った



まだ握られた手首が熱い




ドキドキしたぁ...




推しがあんな形で目の前に現れるなんて誰でもびっくりするよ...




告白...みたいなことされたけど(あくまで違う)きっと気の迷いだ



吊り橋効果ってやつ？多分それ。




今日のことは忘れてしまおう



その方が私にとっても、そしてなによりまふくんにとっていい




『店長〜失礼しますね！』




何でもなかった振りをしてバイトを終えた

推しにストーカーされた→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す