推しと恋愛は無理です! 3【mfmf】

荒れる覚悟 ページ42

ま「わかって貰えた...かな？」




恐る恐る尋ねる真冬さんに私はただ頷いた




ま「だから心配しないd」




『つまり...私のせいですよね』




迷惑をかけてしまった



私のせいで





私という...ファンからしたら疎ましい存在で




あぁ、とうとうあの夢が正夢になってしまったのか



ま「違う！」





真冬さんから抱きしめられる




『真...ふ...』




ま「それは違う



こんな言い方は良くないけど...いずれあの夢のようにバレてたよ



僕たちが思ってるより世間の網の目は張り巡らされてるからね



だからAが責める必要ない」




背中をポンポンと叩かれる




『ツイートはなさったんですか？』





ま「まだしてない」





『な、なんで？』





ま「それよりもAの誤解をとくことを優先したかったから」




それほどまでに...私を大切に思ってくれているのか





胸の奥が熱くなった




『それじゃ今ツイートしましょ？


あの写真が真冬さんであることと、その隣の女性とは恋愛関係にないこと



別に、それは事実だし熱愛を否定さえすればいいと思いますよ？


適当に隣の人は姪っ子とか言っておけば...』





ま「僕は...もうリスナーに嘘をつきたくない



それにAにもう苦しい思いさせたくない



僕と付き合ってることを隠さなきゃいけないなんて辛いでしょ



まともに外でデートもできないしね



だから...僕とAのことを全部話したい



その上でリスナーには受け入れてもらいたい





たとえそれが...何年先でも」






私は言葉に詰まってしまった





でも真冬さんの言葉や目には確かな意思があった





『荒れますよ、確実に』




ま「だからAに聞いてるんだよ



僕と一緒に荒れる覚悟、ある？」




真冬さんは自虐的に笑った

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