推しと恋愛は無理です! 3【mfmf】

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真冬 side




必死に涙を拭いながら言葉の続きを言おうとするAさん



その姿がもう先程の料理をする姿の何倍も何倍も愛しくてもうAさんの言葉の続きを待てなかった




ま「それは...僕の気持ちを受け入れてくれるってこと？」




『はい...』




ま「僕、Aさんを諦めなくていいの？Aさんの彼氏になれるの？」




『はい...』




泣きながら何度も頷いてくれるAさん




僕も涙が溢れてきた




ま「Aさぁぁぁあん」




思わずAさんに抱きつく




『真冬さん好きです..』




肩口で初めて好きと言われた



ちゃんと僕の名前を添えてくれた



まふまふではなく真冬の僕に告白をしてくれた




抱きついていた腕を離し、Aさんに向き直した








ま「葉山Aさん、好きです。僕と付き合ってください」








『こんな私で良ければ...お願いします』







長かった僕の初めての片想いは両想いという形で終わりを告げた






それから2人で何度も抱きしめあって泣きあった




落ち着いた時は2人とも顔はぐしゃぐしゃで下がりかけた僕の熱はまた上がっていた



多分興奮のせいもあるけど





そして僕は...気になっていた質問をした




ま「Aさん、どうして僕の告白を受け入れてくれたの？」





きっと彼女はどれだけ僕のことが好きになったとしても断ると思っていた





『真冬さんと同じ夢を見ていたからです』




ま「夢？」




『あの悪夢ですよ...


最初はやっぱりあんな結末になるなら気持ちは受け入れるべきではないと...ある意味断る方向で気持ちが固まっていたんです



でももう...悲しい顔させたくなかったんです


ましてや私の嘘で傷つけたくありませんでした



あの夢はまだ怖いです


でも、逆夢でありますようにと願うことしか出来ませんから』




ま「逆夢...か」





『今まで...逃げていてごめんなさい』




ま「僕の気持ち受け入れてくれたんだ、それだけで十分だよ


大好き。ずっと大切にする」




『私もです！あ、でもまふくんのリスナーも続けますからね！？



ちゃんとグッズは公式から買うし配信の頻度も今まで通りでお願いします！』





ま「...努力します笑」





こんな幸せでいいんだろうか...



今日は人生で1番幸せな日だ

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