推しと恋愛は無理です! 3【mfmf】

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真冬さんがまだ目を覚まさないことに安心した




今の私の顔なんて見られたら言い訳できっこない





はぁ...





布団に顔をうずくめる




私はそのまま眠ってしまった




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


真冬 side



夢を見ていた




Aさんが僕の気持ちに応えてくれる夢





Aさんに呼び出されて告白をされる



振られると思っていた僕は嬉しさのあまり涙を流して喜ぶ




抱き合って涙を流して好きだと言い合う




そんな好きな人がいるなら1度は妄想してしまうような夢




でも僕の夢には続きがあった





ある日付き合っていることがバレてしまい、まふまふとしての地位が終わる




キャスを開いても、YouTubeライブをしても、何も変わらない現状





止まらないアンチ


減る一方のチャンネル登録者とTwitterのフォロワー


永遠にネットニュースの話題になる日々






僕は気にしないでとAさんを抱きしめるけど僕のリスナーである彼女はそれに耐えられないのか泣き続ける



何度別れようと言われても絶対に離さない僕





そんな僕に痺れを切らして家を出ていくAさん



そして...リスナーや信頼、友達のほとんどを失った僕は彼女が出ていったことで壊れてしまい、命を絶つ




僕の訃報をニュースで知った彼女も...後を追う





こんな地獄のような夢






風邪のせいかな...体が更に重くなった気がする



ふと目を覚ましたがあまり体調は改善していないようだ



夢のせいか





体を横向きに変えるとそこにいた人に気づいた




ま「うわぁぁぁだ、だれ...Aさん？」





なんでここに？というかなんで寝てるの？




疑問が疑問をさらに生み出す




さっきの夢が正夢になったかと思った





触れようとして留まった





さっきの夢が、初めて僕を行動から阻んだ

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