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トモヤ「ほら、起きろよA。今日は朝からユニットで集まるんだぞ〜??」
『んぁぁ…。眠いのや…。』
お分かりだろうか。
そう、私は極度な朝苦手っ子。
『お願いします、友也…あと、五分寝かせて…』
トモヤ「そう言って三十分経っても起きてこなかっただろ!?」
そう言って私の被っている布団をグイグイと引っ張る友也。
『んんん、やぁぁ……。』
トモヤ「……ハァ。そんなんだとに〜ちゃんに会えなくなるぞ。」
『んぐ……。』
トモヤ「この前のA。朝からに〜ちゃんに会えるって喜んでたのになぁ。」
『……起きる。』
トモヤ「おはよう。」
『おはよ。』
我が兄ながら、妹である私の扱いは素晴らしいと思う。
トモヤ「早く着替えて、下に来いよ??ホントに遅刻するからな〜??」
『ん〜、わかってる。着替える。』
会話を済ませ、友也が部屋を出ていく。
その後、私は素早くやっとで着なれることが出来た制服へと腕を通す。
最近なのだ、プロデュース科に入ったのは。
わたしは元普通科。
ホントは普通科のまま卒業まで過ごす予定だったけど、プロデュース科に1人の生徒しか居ないのは色々としんどいらしく。
双子の兄でアイドル科である真白友也。
その妹。要は私が一番声をかけやすいということで、プロデュース科に推薦された。
一番声がかけやすい。
どーせ、私は兄と同じで平凡女子よ。
これと言った特徴だってないし。
唯一といったらお菓子作りくらいが得意なのである。
トモヤ「A、昨日作ってたお菓子。テーブルの上に置いといたからな〜。」
キッチンから顔を覗かせた友也がいう。
主婦か。主婦なのか!?
『ありがとー。』
そう言ってストンと椅子に座った。
そして、目の前に朝食を友也が置いてくれる。
これが普通である。
一般家庭なのさ。
トモヤ「いただきまーす。」
『いただきまーす。……今日のお菓子…皆喜んでくれるかな?』
目の前の、袋に包んだお菓子を見ながら言った。
すると、“大丈夫”って友也が言ってくれた。
こーいうところも、お兄ちゃんだと思う。
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サク - にーちゃんかわい〜!これからも応援しています! (2017年7月26日 8時) (レス) id: a3370661ba (このIDを非表示/違反報告)
瀬名瑞生?*.@に〜ちゃん激推し(プロフ) - (「`・ω・)「ヌァァァァ!!!!!!!!!!!!←にーちゃん可愛いです!!!!!!続きが気になって…気になります!(?)←更新頑張ってください! (2017年4月29日 5時) (レス) id: 2c42e52c19 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜@高校準備中(プロフ) - 黒羽さん» 絶叫!?あ、ありがとうございますぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!← (2017年4月6日 13時) (レス) id: 1e29b72e7e (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - いゃぁぁぁあぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!にーちゃんかわいいぃぃ!!これからも楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2017年4月5日 13時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜@高校準備中(プロフ) - 亡命遊愉さん» コメントありがとうございます♪亀更新ですが、よろしくお願いします! (2017年4月4日 20時) (レス) id: 1e29b72e7e (このIDを非表示/違反報告)
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