第四十一話『返す』 ページ2
つむぎsiten
夏目くん、もうちょい詳しく
言った方がいいんじゃないですか？
スバル「夏目、それどう言うこと？」
夏目「やっぱり、覚えてないネ」
スバル「？？」
夏目「良いよ、ちゃんと説明はすル、よく聞いててヨ
まズ、バルくんは自分が『夢ノ咲』から出てきたのハ
知ってるよネ？」
スバル「うん、知ってる」
夏目「その後が覚えてないと思うんダ
その後、バルくんがボクにお願いしてきてネ
「俺の記憶を一時期預かって欲しい！」っテ
勿論、ボクはOKしたヨ
それデ、その記憶をこの『記憶ノ水晶』に収納してあル
ここにある記憶を今からバルくんに返すヨって事」
スバル「あ〜うん、分かった！」
夏目「多分、記憶を返す時は酷い頭痛に襲われるかラ
気をつけてネ」
スバル「はーい！」
白兎「気を付けろよ」
スバル「大丈夫だって」
夏目「行くヨ、『バルくんの元に記憶を返せ』」
スバル「った！」
白兎「スバル！」
北斗「明星！」
夏目「バルくん、もう少しの辛抱だヨ！」
スバル「っっったい！」
真「明星くん〜！」
真緒「スバル！」
夏目「終わったヨ、どうかナ？バルくん」
スバル「う〜、痛かった〜！」
夏目「それはごめン、謝るヨ」
スバル「良いよ、別に記憶を取り戻す為には
仕方の無い事だし」
夏目「ありがとウ、バルくん」
痛そうでしたね
つむぎ「水、飲みますか？」
スバル「あ、はい！ありがとうございます！」
つむぎ「はい！どういたしまして！」
夏目「変なもん入れてないだろうネ？」
つむぎ「入れてませんって！」
スバル「はぁ〜喉が澄み渡る〜」
つむぎ「喉、乾いてたんですね」
スバル「でも、これで『アンサンブル国』の情報が
揃ったよ！」
夏目「おヤ？という事はもう帰ってしまうのかいイ？」
真緒「朔間さんに報告しに行くんです
そうすれば俺達の国が所有できるから」
夏目「零にいさんガ、成程ネ〜」
零くんが条件ありの交渉なんて珍しいですね
そんな事、しない人だったのに
北斗「だが、ここから『UNDEAD国』までは遠すぎるな」
真緒「また、時間をかけなきゃなのか」
真「疲れるね」
宙「HaHa〜♪ししょ〜に頼みましょう！ね！ししょ〜！」
夏目「ボクがかイ？まぁ良いけド」
スバル「ん？何するの？」
夏目「ボクの魔法でキミ達を『UNDEAD国』に飛ばス」
真「な、なんか、怖いね」
スバル「う、うん」
北斗「頼んだ、逆先」
夏目「任せてヨ、結構飛ばすやつは得意だよ」
得意不得意とかありますよね
俺は全く出来ません
辛いです
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作者名：やっくん | 作成日時：2017年12月24日 0時
