逆転カップル【赤】【stpr】

好きなとこ ページ17

Aside


り「俺の好きなとこってどこ？」


突然莉犬くんがそう聞いてきた


どこ…？


どこって言われても沢山あるしなぁ〜


り「迷う…？」


『まぁね…？』


「そっか…」と言ってしゅんとする莉犬くん


可愛いｯ←


り「じゃあ俺から言うね！」


あっそういう感じなの


り「んーとね、まず優しいとこ！」


私優しい…かな？


冷たい人な気がするんだけど


り「あとね！料理が上手！」


あ〜


自分で言うけどそれはあるかも


私兄弟の中で1番年上だったから家事とかよくやってたし


り「あと可愛いとこでしょ？あと…ﾅﾝﾀﾗｶﾝﾀﾗ〜」


めちゃくちゃ出てくるじゃん


こっちが恥ずかしいんですけど


り「で！俺の好きなとこは？」


『う〜ん…優しい、可愛い、天使、気遣いができる、とか？』


り「え、なんか照れるね///」


自分から聞いといて何照れてんのさ


『はっきりした理由なんてなくても私は莉犬くんが好きなの』


その通りなんだよね


好きであることに理由ってなくない？


好きだから好きなんだよ


り「何それ…///カッコイイけど可愛い…」


どういうことよ


り「でもさ…」


莉犬くんは少し俯いて私に近づいてきて


り「俺は…“愛してる”よ」


耳元でこういった


みるみるうちに顔が赤くなっていくのが分かる


り「あはは！A顔真っ赤！」


『そういう莉犬くんも顔赤いけどね』


り「いっいうなぁ///」


だって莉犬くん、自分から言っといてありえないぐらい顔真っ赤にしてんだもん


可愛いね←


『でも、私だって愛してるから』上目遣い


り「ほんっと…ずるい///」


莉犬くんとの日々はいつも甘々です

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