逆転カップル【赤】【stpr】 (ページ18)

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雷ページ18

Aside

『ねぇねぇ、莉犬くん、今日の夜雷だって』

り「え、」

莉犬くんは昔から雷が苦手

私は別にどうってことないんだけど…

り「よし、今日は早く寝よ←」

～

ピカッと窓が白く光ったかと思うと

その数秒後にきまって大きな音が鳴る

その度にビクッと体を震わせて怖がる莉犬くんは

言っちゃ悪いけどとてつもなく可愛い

り「ねぇ、Aは雷怖くないの…？」

震え声でそういう莉犬くん

目をうるませながら上目遣いでとかヤバいわ

破壊力が

『うん、別に』

り「なんかカッコイイね」

こんな時にでも無理してへにゃりと少し強ばった笑みを見せる

天使←

『莉犬くん大丈夫？寝たら？』

り「だって…怖くて寝れないもん」

うん、可愛い

可愛すぎて語彙力低下してるわ←

『じゃあ、一緒に寝てあげるからおいで』

り「うん…」

大人しく着いてくる莉犬くん

私は莉犬くんを莉犬くんの部屋まで連れて行って寝かせた

『私がここに居るから』

り「でもそしたらAが寝れないじゃん」

ベットの横に座っている私を見て莉犬くんが言った

『大丈夫だよ、私は』

り「Aは強がりだよね、昔からそう」

…そうかな？

自分では強いって思ってるんだけどな

り「自分では気づいてなさそうだけどさ昔から無理しすぎてるよ

たまには肩の力抜いて俺をたよっていいからね？…その///」

莉犬くんは少し間を置いてから

り「か、かかか彼氏…なんだし///」

あぁ、ずるい

顔を赤らめて言う莉犬くんに私はいつも狂わさせられて、照れさせられる

『ばかぁ///』

そう言って私は莉犬くんに抱きついた

り「甘えてもいいんだからね///」

今日の莉犬くんは雷のひだっていうのに

何故か物凄くかっこよかったです