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クリスマスの日なんて
どこに行っても混んでると思いきや、



テヒョン「ここ穴場でしょー?誰もいなーいw」



テヒョンが連れてきたのは
彼が毎日生徒たちと過ごす学校の屋上で、

誰もいないこの場所からは
街のイルミネーションが遠目に・・でも確実に
夜空をキラキラと光らせているのが見えた



『ホントに入って大丈夫なの?』


テヒョン「え?わかんなーい」


『え・・・ちょっと』


テヒョン「バレなきゃ平気平気w」



彼はまるでイタズラをする子供みたいに
わくわくした笑顔をしていたのに、



テヒョン「俺いつもここで頑張ってるんだー
 Aにもいつか見てもらいたいなって
 思ってたんだよねー、実は」



その表情は突然少し大人に変わる



『そうだったんだ』


テヒョン「うん」



そう言えば、テヒョンの勤める小学校を
見たのも訪れたのも今日が初めてで、

裏表のない彼はここできっと
私に見せてくれるような
明るくて人を幸せな気持ちにする笑顔を
子供たちにも見せているんだろうと思った



テヒョン「めっちゃ寒いけどイルミネーション、
 ここからよく見えるでしょう?」


『うん、すごく綺麗だね』


テヒョン「そう、なんかさ
 あれを全部2人占めしてる気分」


『ふふっ』



粉雪は傘を差すほどじゃない


“ちょっとだけだし”と笑うテヒョンと私は
そのまま手を繋いで髪を少し濡らしながら眺める



真っ暗な小学校から見える街の灯りは
粉雪に溶けて幻想的なクリスマスを彩る





テヒョン「ここはね、俺の第2の居場所なんだ」



テヒョンは急に真剣な声を発する



『うん』


テヒョン「でね、」



向こうにあった彼の視線は私の瞳に向き、



テヒョン「俺の1番の居場所はAだよ?」



繋いだ手を強く握る




いつもとは少し違う彼の声は



テヒョン「それはこれからも
 ずっとそうであって欲しいって思ってる」



寒さからか語尾が、震えてる



『急にどうしたの?』



でも、それは寒いからじゃなくて




テヒョン「この先ずっと、俺といて下さい」


『・・っえ?』



緊張して・・・震えていたんだ



テヒョン「大好きだよ、俺と結婚して」



テヒョンの左手の手の平には
小さな石の付いた指輪が光っていた

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87 - 最近この話を読んだ者です。本当に感動しました!グクとのカレカノ編みたいなのも読んでみたいです! (2018年7月8日 9時) (レス) id: be50aff81b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - テテペンです!感動しました!!でも、テテがなんかかわいそうな気がしましたw (2017年10月27日 1時) (レス) id: 394e8470e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みんちさん» ありがたいコメントをありがとうございます!私なんぞにお優しいお言葉を下さり、感激で胸が・・・うっうっTT 完全な素人作品ですがお気に召していただけて光栄です!またみんちさんに読んでいただけるようなお話を書きたいです! (2016年11月16日 11時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - ちゃいさん是非小説家になりましょう!wwww 本当に感動作品です!素敵なお話でした (2016年11月15日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - lunaさん» いつもコメント本当にありがとうございます!こうして励ましのお言葉いただけて毎回の如く泣いてますTT 生意気ジョングクの時の事も覚えてていただけて嬉しいですー!また楽しんでいただけるお話をこれからも頑張ってお届けします(まずは修行ですかね) (2016年5月16日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゃい | 作成日時:2016年2月6日 0時

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