困惑ライフセーバー！ ページ6
ジャックがレオナ・キングスカラーに襲いかかると、そこでできた隙をリドル先輩は見逃さなかった。
｢『
｢ぐあぁっっ！！｣
魔法封じの首輪のおかげで砂嵐も止まり、ラギー・ブッチから手が離れた。そして、私が速やかに地面に倒れたラギー・ブッチを回収した。最近知った安定感のあるお姫様抱っこというやつで。
『軽っ!!』
｢A、早くこっちに！｣
デュースたちのいる方へ急ぐ。
｢がはっ！ゲホゲホッ……！｣
『下ろしますよ』
そう言ってラギー・ブッチを地面に下ろすと、少しづつ呼吸が整ってきた。
｢クソが……っ！ライオンである俺に、首輪だと……！？ジャック！テメェ変身薬なんてご禁制の魔法薬どこで手に入れた？｣
｢『
｢は……魔法で本物の犬ッコロになれるって？そいつぁユニークだほんとにな！｣
繰り返される言い合いはキリがない。
｢ひぇー、寮長ってどこもあんなおっかねぇわけ？｣
｢リドルとは別の怖さなんだゾ……｣
｢この先輩大丈夫か……？｣
『うーん……』
.｢おそらく脱水症状だな。誰かさ、水とか持ってない？｣
｢そんな都合よく飲み物持ってるやついるわけねーだろ｣
『あ』
私は自分の首から下げてるものを思い出した。
『あのぉ、これなら……』
持っていた飲み物を見せてみる。
その名もタピオカミルクティー。
『……』
｢……｣
｢……｣
｢……｣
.｢……なんというか、絶妙に人を救えなさそうな飲み物だな……｣
『｢｢｢わかる｣｣｣』
けど、今近くにこれ以外の飲み物を持ってる人間はいない。
｢大丈夫かよ…負傷してる人間の水分補給タピオカミルクティーで……｣
『水分取らないよりかはマシだったりしない……？』
｢このツブツブは何なんだゾ？｣
『タピオカって言うらしい』
｢このタピオカが追い討ちをかけないか……？｣
.｢てかなんでタピオカミルクティー持ってんの？｣
エースがスマホで調べても当然事例はなく、時間もないので迷った末に持ち主であった私が責任をもって飲ませることになった。
『先輩水分ですよ』
水分と言えば水分。うん間違いない。
｢え、何でタピオk｣
『いいから！はい、文句言わない！飲んで！』
｢フゴッ｣
｢監督生。あれは……｣
.｢言うなデュース。俺らは何も見てない｣
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トランプの化け物(プロフ) - にゃーちゃんさん» コメントありがとうございます!!!!!┏○ﾍﾟｺｯまだまだ2章ですが、約300ページもあるものを一気読みしていただけて嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2023年1月8日 23時) (
レス) id: cf0e2ef387 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ面白くて、一話から一気読みしてしまいました！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！ (2023年1月1日 23時) (レス) @page5 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トランプの化け物 | 作成日時：2022年12月19日 17時
