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時間も時間だったから、まこちゃんが送ってくれると言った。

いつもなら大喜びだ。でも今は絶対に帰りたくない。




『お前、ブッサイクだなぁ』


そう言われて初めて自分の気持ちが顔に出ていることに気がついた。









『…私ね、まこちゃんは素敵な子なんだと思って近づいたの。』


『あ?何いってんだ』


『いいから聞いて?
私よりすごいんだから、きっと凄い子で素敵な子だと思ってたの。でも全然違った。顔を見てすぐわかったわ。この子はいい子じゃないって。嫌そうな顔をしてたし、関わるなってオーラがすごかったもの。』







それからたくさん話した。あのとき思ったことや、今思うこと。まこちゃんにどれだけ救われたか。

そのたび、まこちゃんはそうか。と聞いてるのかどうかわからない返事をした。









幸せだった。このときが一番なんて言ったらきっと今のまこちゃんに怒られちゃうね。

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作者名:ゴリラ | 作成日時:2021年4月6日 2時

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