怒涛 ページ10
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『あ、あのっ！待ってください！』
扉を出てすぐ、数メートル先の彼に声をかける。
すぐ追いかけたおかげで見失わずに済んだ
「なんだよい」
振り返ったマルコ隊長は、本当に何でもないというような顔をした。
もう前みたいな冷たい視線でもない。
それは大きな進歩で、嬉しいけど…
やっぱりちょっと気まずいし、ぎこちない
『えっと、今朝のことで…ちょっと…』
「…あぁ、気にすんなよい。おれも急にあんなこと言って悪かったな」
『いや、そうじゃなくて！！…本来なら、私がきちんと素性を話すべきだな、と…』
「でも言いたくないんだろ？」
『…言いたくない、訳ではないんですけど…』
ここまで口にして、言葉に詰まってしまった
それなら今言え、なんて言われでもしたら かなり困るし。…はぁ、結局どっち？自分でもハッキリしなくてイライラする。
言うなら言う、言わないなら言わないでどっちかにしろよな自分…！
『…えと、…私ッ』
とりあえずなにか言おうと口を開いたが、それも虚しく遮られることになる。
「マルコ隊長ッ！！！」
私の後ろから、物凄い勢いで彼を呼ぶ声
「どうしたんだよい、そんなに慌てて」
「そっ、それが！！3時の方向に…！！！
赤髪の船が…！！」
『ｴｯ』
「なッ…あの野郎！ついにきやがったか…！！オヤジには？！」
「もう伝えてあります！！今、隊長は全員外に…！！」
「わかったよい。今行く。…この話は後にしてくれよい」
『…ｱ、ﾊｲ…』
マルコ隊長はそう言うとすぐに甲板へ向かった。
え、ゑ…怒涛の展開すぎてついていけない…
え…うわ、…ここで2人の一触即発が来るの…？！
待って、てことはシャンクスをこの目で拝める…？？それはやべぇ…是非とも生で見てみたい…！！！
って違うよ…そんな呑気なこと言ってらんないよ
実際、かなりシリアスなシーンだよね…天割れちゃうし
しかも、覇気でバタバタ人が倒れてくシーンあるのに、自分が耐えられるわけないしな…
…でもちょっっっとだけなら……少し後に行って扉から少し覗くだけなら…いいよね！？！？
『ちょっとだけ、本当にちょーっとだけだから……』
この状況でちょっとワクワクしてしまっている自分本当に最低です分かってますごめんなさい許して(ここまで一息)
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優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
