圧 ページ11
・
肌がピリつく感覚。
きっと彼が近づいてきてるに違いない。
彼の覇王色で倒れても困るし、今は船内に残っているのが最善だ
シャンクスが話しに来た内容は確か…「エースを止めろ」みたいな感じだったよね。
それでオヤジさんと言い合いになって、最終的に…。
私がシャンクスと会ったら、何か変わんないかな。
…そんな簡単な話じゃないか
『…はぁ、』
ため息と一緒に座り込んだ。
でもやっぱり…シャンクス達が来るってことは、本当に未来は何も変わってないんだな。
数年前、あの戦争の結末を知った時は衝撃だった
ルフィは、あんなにも険しい道のりを追いかけて。
白ひげ海賊団は傘下と一緒に全員で駆けつけて。
たくさんの犠牲もあったけど、エースが開放された時は本当に嬉しかった。
そして…できれば、そのまま逃げて欲しかった。
最近ではネタにされることも多いけど、
あの時の赤犬の言葉は…正直あんまり笑えない。私はね。
どうしても苦しくなるから
何年経っても、そのシーンを見返すのには勇気がいる。
だから絶対
『…目の前で、見たくないなぁ』
＿＿ズシン！！
『おわ！！！』
船が大きく揺れた。
きっと上で2人の衝突が始まったんだろう。
…そろそろ、顔出してみようかな
最近ようやく迷わないようになった、甲板へ向かう廊下を歩く
だんだん甲板に近づくけれど、甲板は怖くなるくらい静かだ。
そして、扉の前に立つ
なんだか空気が重い。他を圧するような空気感
そんな空気の中、ゆっくりと扉を開けて空を覗き見た
『ッ……！！！』
その瞬間…全身に鳥肌が立って、私は動けなかった
割れた天から、うっすらと光がさしていて
凄いと思う反面、…なんて言うか、私はこんなヤバい所に居ていいのかと恐ろしくなった。
そして、視線を落とす
その先には、
剣を交えたまま、動かない2人が静かに睨み合っていた。
周りには誰もいない。
『(…！そうか、このシーン…2人だけのシーンだった…！！)』
と、そう思った時にはもう遅かった。
「…ん？…見ない顔だな」
シャンクスの鋭いままの視線が私を捕らえた
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
