一息 ページ9
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「よぉ、今日は遅せぇな、二日酔いか？」
『違いますぅ〜』
間延びした声でうざったく答える私。
昨日の宴のおかげで、一緒に飲んでいた4番隊の人達とはだいぶ打ち解けた。大体同年代くらいだしね
今までも、全く話さない訳じゃなかったけど。やっぱり同じものを食べたり飲んだりしながら話すって大切だなって感じた
まぁお酒の力はやっぱり偉大だけど、程々にしなきゃとは思う
今は朝ごはんを食べ終わって、厨房の後片付け中
ご飯時の厨房は戦場なので、散らかり方がとにかく凄い。…うん、凄い。
まぁ、人数もきちんと割り振られてるからすぐ終わるけどね
「許可降りたぞ〜」
後ろの扉から声を上げながら何人か入ってきた。
『許可？なに？』
「あァ、そろそろ食料がな。オヤジに次の島に停泊する許可もらってたんだよ」
『へぇ〜、そうなんだ』
なんだかんだあの島を出航して結構経つもんね。
島に停泊かぁ…
私、結局ちゃんと観光したのシャボンティ諸島くらいだしな…。なんかちょっと楽しみかもしれない
ちょっとくらい悩みを忘れて楽しんだってバチは当たんない…と、思いたい…けどあんま自信ねぇ〜〜！！
『私は大人しくしてようかな…』
「つまんねェ奴だな」
ブーブー言われても痛くも痒くもない。
下手に島に出て命を危険に晒すよりか、よっぽどマシだ
そんな事を考えていると、また後ろの扉が開いた
「サッチいるか？」
「あ、マルコ隊長。サッチ隊長なら多分倉庫に居ます」
「戻ってきたら予算早く出せって言っとけよい。今のうちから言っておかねェと間に合ったためしかねぇからな」
「伝えときます」
業務連絡を目の当たりにして、やっぱり隊長はみんな大変だな〜とか適当に考えていたら
『っ、！』
マルコ隊長と不意に目が合って、咄嗟に逸らしてしまった。彼はそのまま、何事も無かったかのように厨房を出ていく
今朝のこともあって、気まずかったのもあるけど…
今のは流石にやべぇって〜〜！！！ガッツリ目ェ合いすぎた〜！！！
「何？お前マルコ隊長に怒られてビビってんの？」
『ビビってんのは当たってるのが癪！！』
「ひでェ言い様」
ビビってはいるよ…だって推しだしね…
しかもまだ打ち解けてないし
でも、いつまでもこのままにしておくのは…かなりしんどい
『…ちょっと流石にマルコ隊長のとこ行ってくるわ』
後よろしく、と声をかけて私も厨房を出た
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優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
