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ページ39

花side

敦「此処は・・・・・・探偵社の事務所!?

どうして・・・・・・」


「驚く気持ちは判る」


敦「国木田さん!」

花「敦くん、前に進んでもらっても?」


敦「すみません!

花さん、秋声さん・・・琉庭さん!?」


花「最低限の護身術と、

最低限の攻撃方法は授けました。

特務司書が所有をやるされている

汎用万年筆
・・・・・・外付けの魔術器官だと思ってもらえれば」


琉庭「現役の特務司書達には威力は劣りますが、

皆さんの足は引っ張りません」


花「そういうわけです、私が“こう”ですから。

秋声さんと琉庭くんには
私の手足になってもらいます。」

敦「そう、ですか・・・・・・」

秋声『それにしても

確か社屋は軍警が封鎖しているはずだよね
ここは?』


国木田「窓の外を見てみろ」


敦「何もない・・・・・・!

空も地面も一面の砂嵐だ」

窓に張り付くように外を見た
琉庭くん、秋声さん、敦くんが驚きの声をあげる。


琉庭「机や床、

窓の質感も本物なのに・・・・・・外はまるで

描写されていないみたいです」


花「あら、鋭い。

琉庭くんも多分ご存知の方が関与していますよ。」


琉庭「俺も?」


「その通りだ。

この探偵社は偽物。

会議をする為にポオ君に創らせた小説空間だ」


琉庭「ポオ・・・・・・ポオ!?」

敦「会議って・・・・・・?」


乱歩「決まってるだろ


敵との決戦、
それに勝ち 探偵社を救う為の最終作戦会議だ」


琉庭くんが椅子を持ってきて
私を抱き上げている秋声さんに座らせるように促す。

さっさと
敦くんと鏡花ちゃんの2人分の椅子も用意したところで、

敦くん涙ぐんでいることに気付いた。


国木田「敦 重要な会議だぞ

涙ぐんでいる場合か」


敦「国木田さんは冷静ですね」


花「二時間ほど泣いた後ですし」

流石、とでも思っていたのか敦くんが若干引いたような顔をした、

と思ったらどこか悲しそうな顔をして俯く。


鏡花「こちらを向かず聞いて

気配の数が多い 侵入者がいる」


あっ、やばい。


花「あぶない!」

机の下に潜む2人の服飾についた金具を錬金術で引っ張り
机から出しながら

鏡花ちゃんの異能、
夜叉白雪がその刀で机を突き刺したのを眺めて息を吐く。


花「だから言ったじゃないですか」

国木田「余興で死ぬ気か?」


琉庭「師匠、これが武装探偵社の・・・・・・・」


花「残念ながら、日常みたいなものですよ。」

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作者名:クラウン | 作成日時:2023年7月22日 4時

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