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?「 あ? 誰だお前 、邪魔すんじゃねぇよ 」
?「だって 〜、暇だから路地裏来てみれば女の子が襲われてんだもん、そりゃ声掛けちゃうよな 〜!! 」
いつの間にかその男は私と体格のいい男のすぐ隣に来ていた。
私はその男に見覚えがあった。
『 ____ 松野 。』
私は二人に聞こえないくらいの声で呟いた。
彼らは確か、六つ子。 私の学校では有名人である。
向こうは私のことなんて知りもしないだろうけど、
?「ごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよ、それ以上邪魔すんならてめぇもボコボコにするぞ」
松野はチラッと路地裏の奥を見た。 そこにはガリガリヒョロヒョロの男がなんとも無残な姿で放置されていた。 後で救急車呼ばないと …
そんな事を考えているといつの間にか私の肩を掴んでいた男がいなくなっていた。
『 え? 』
まさか、と思い下を見てみると男は頭から血を流していた。
。、??、 ? たったの数秒で何が起こった、?
?「いやぁ、危ないとこだったね 〜」
松野がヘラヘラと笑っている、
『あ、貴女何者なの 、』
つい声が震えてしまった。
よく見ると松野は右足を少し抑えている、 って事はこの数秒でこの男にかかと落とししたって事?
?「んぇ、俺? 俺はカリスマレジェンド、松野家の長男 松野おそ松!!」
____松野 おそ松
しまった、 名前までは把握していなかった。
『そ、そう、助けてくれてありがと、じゃ。』
ここにいては危ない、そう思った。
出来るだけ早くこの場を離れないと
お「ちょっと待ってよ、名前くらい聞かせてくれてもい 〜んじゃね ーの?」
… 確かに、 助けてもらって名乗らずに去るだなんてそんなのはあまりにも失礼(?)すぎる。
『 … A』
お「へぇ、Aちゃんって言うんだ 〜、よろしく 」
何故か私の名前を聞いた松野は、 とても怪しい笑みをしていた。
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作者名:渋 谷 お −る | 作成日時:2017年6月27日 17時