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16話 ページ19

花京院side

貴「ん〜‼少し食べすぎちゃったかもしれないな、お腹いっぱいになっちゃった!」

満腹〜と言いながら布団に倒れこむ。

花「食事の後に寝るとなんとかになるって、言わなかったっけ?」


ホリィさんの作った晩御飯が美味しすぎて、食べ過ぎてしまったというのはたしかに僕もそうだ。

花「あとそれからこれは僕の布団だ。もし寝るなら自分で敷いてくれ。」

そのあともAはえへへと笑っただけで一向に動こうとしない。正直困るんだが。

花「おいA、人の話聞いてたか、君はい「ねえ、花京院。」なんだ。」

貴「貴方、この後、どうするの?…明日から、どうする?承太郎は殺せなかったし、貴方には肉の芽がもうない。DIOに忠誠を誓う意味ももちろんない。まぁ、よかったんじゃないの?どうせ承太郎を殺したら貴方には用がないからね、きっと肉の芽で八つ裂きになって死んだかもしれないし。」

にやにやと笑いながら…多分君は僕をバカにしてるのだろうか、返事なんてどうでもいいという風に言った。

もちろん、明日には家に帰るさ。それから…ああ、承太郎と同じ学校に行くことになるのか。入学手続きは済ましてあるから、あの学校に行くさ。DIOのところには帰るつもりはないね。

………。普通にそう答えられたらどれほどよかったか。僕は今、たった今気付いてしまった。

貴「DIO、怒ったかしら?追い出されたらどうしよう。」

Aには帰るところがないのかもしれない。

これは僕の偏見かもしれないが、僕の記憶の中のDIOはとても冷酷で恐ろしいやつだった。

承太郎を殺すことに失敗してしまったのに、生き延びることが果たしてできるだろうか。

うまく生きていたとしても名誉挽回のためにまたこっちに戻って来るかもしれない。しかし、Aのスタンドは攻撃型ではない。DIOはそれを知っていてもう一度承太郎の殺害を依頼するのだろうか。


酷だな…。その結果をわかっているのにそんなことをさせるなんて…。

きっと承太郎と闘っても、Aは負けてしまう。承太郎のスタンドにはきっと勝つことはできまい。

けれどもAなら、…。自分が死ぬとわかっていても、DIOの頼みなら飲んでしまうだろう。

貴「…?花京院?」

花「君はもし、DIOに殺されることを知ったらどうするんだ?また、逃げるのかい?」

どうかそうしてほしい。そうであってほしかった。しかし君はやっぱり僕の期待を裏切った。

貴「ううん、今度は逃げないつもり。」

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好桜(プロフ) - ツティスさん、ありがとうございます!すごく嬉しいです!精一杯頑張ります! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 50d64b52ee (このIDを非表示/違反報告)
ツティス(プロフ) - 本文を見て、一目惚れしてしまいました。文字数制限のため多く語れなくて残念です。陰ながら応援させていただきます! (2018年3月17日 19時) (レス) id: e0021f590d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:短冊団子 | 作成日時:2018年3月13日 23時

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