18＋1 【ヒプノシスマイク短編集】

悪徳先輩と起伏後輩 【入間銃兎】 ページ15

『ﾌｫｫｫｫｫｫｫ!!!ナイスバディビ〇ンセ〜〜〜！！！』




「うるさいですよAさん。見えてもないのにナイスバディとか言わないでください。あとビ〇ンセで気分あがるのはいいんですけどこれ絶対音漏れしてますよね」



今ビ〇ンセの曲で大盛り上がりしているこの女は私の後輩のA。






一言で言えば感情の起伏が激しい。

よく言えば感情豊か。





こいつには2つの癖がある。



1つはパトロール中に洋楽を爆音でかける癖。




いい加減その癖をなおしてほしいとさえ思うがこの癖は2つ目よりかはまだ優しい方だ。








信号が赤色を光らせてパトカーは止まった。





『あ、ビ〇ーアイリッ〇ュでもかけます？？』


「いや私はもう洋楽に関してはお腹いっぱいと言うか…」



そう言った瞬間だった。





パトカーの横をものすごいスピードで走り抜ける1台の車。


信号機が指す色はまだ赤色だった。





立派な違反をかました車は止まらない。



信号機が青色になった瞬間、パトカーはサイレントを鳴らして追いかけた。






『チッ…あのクソ車信号無視も立派な違反だぞ！！』




ハンドルをものすごい力で握りしめるA。

顔はまるで般若のような顔をしていた。




これが2つ目の癖。

違反してる人(特に信号無視)をしている人を見かけると人が変わったようになる事。









こうなったら誰にも止められないので私はただ助手席で見守るしか無かった。

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