Plan.43 ページ45
引き続き赤司side
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《…バイオハザードが起こったことにより、ハイブは完全に閉鎖。でも地上にいたアンブレラ社の人間がハイブで何があったかを調査する為にハイブを解放し、ウイルス世界へ広がったの》
俺たちはレディ・ピアニーの話を聞いてから誰も口を開かなかった。
だがしばらくすると黄瀬がようやく言葉を発する。
「あのー…バイオハザード?って何のことッスか?」
「恐らく、ウイルスがこの施設にばら撒かれて、その時ハイブにいた人間は全て感染したということだろう。バイオテロといったところだな」
あくまで俺の推測にしか過ぎないがピアニーが訂正を入れないから合っているんだろう。
「おい、…それってここの人間が全員死んだってことかよ!?」
高尾が顔を青くして聞く。
《その通りよ。感染を最小限で抑えるにはここを閉鎖するしか手はなかったし、ばら撒かれた時点で手遅れだったわ。結局外から開けられて感染は広がってしまったけどね。ちなみにそれまでのAは地下18階の部屋に閉じ込められて"1年前"まで眠っていたの》
1年前…だと?
「Aの話ではさっき目が覚めたと言っていたが」
今聞いたのは2年前の話だ。
1年前に目が覚めたなら、彼女の中でもう1年が空白になる。
《えぇ、それも本当よ。でもAは1年前目が覚めた時に自力でハイブから脱出しているの》
「じゃあなんでアイツ今ここに居るんだよ?」
火神が俺の聞きたいことを口にする。
『あなた達と理由は同じ。巻き込まれたのよ、ゲームマスターにね』
ガチャリとドアを開けて入ってきたのは先ほど別れたAだった。
「A…無事だったんだね。よかった」
「Aさん、おかえりなさい」
俺が声を掛けた後に黒子もそう言った。
「Aっち!良かったッス〜〜」
そう言って黄瀬がAに抱きついた。
…黄瀬、後で覚えておけよ。
「(コソッ)…征ちゃん、ちょっと怖いわよ!!」
!!顔に出していたのか…。
実渕を見ると小さくウインクをした。
…こいつはこの手の話が好きだからな。
俺のAに対する気持ちなんてバレているんだろう。
『ふふ、みんなただいま』
腰にまとわりつく黄瀬の頭を撫でるAはそう言った。
…森山さんが黄瀬をAから剥がしてくれたことは感謝しよう。
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ぽぽぽぽんこつ(プロフ) - タナナさん» コメントありがとうございます!ぼちぼち更新していきます(*^o^*)よろしくお願いします♪ (2015年6月10日 16時) (レス) id: df2d20a104 (このIDを非表示/違反報告)
タナナ(プロフ) - 続きが楽しみです!無理せず、更新していって下さいね(^o^) (2015年6月10日 14時) (レス) id: fad6927b23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽぽんこつ(プロフ) - マイルさん» コメントありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))最強主人公かっこいいなと思って作りました(笑)これからもたくさん更新していきますっ! (2015年6月5日 0時) (レス) id: df2d20a104 (このIDを非表示/違反報告)
マイル - ちょーおもしろいです!夢主ちゃんつよくてすっごいかっこいい…///更新頑張ってください!応援してます! (2015年6月4日 22時) (レス) id: e23714e139 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽぽんこつ(プロフ) - 百鬼さん» 勿体無きお言葉です(T_T)本当にありがとうございます!今からまた更新しますね(笑) (2015年6月3日 20時) (レス) id: df2d20a104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽぽぽぽんこつ | 作成日時:2015年5月22日 0時