【そらる】カフェテリアの天使と正体を隠したい王子【男主】

さんじゅうに ページ35

　
　
　
　
　
　

　
　
　
あの日、君は弟くんへの愛が爆発したんだ




　
　
　
君は全てを壊そうとした







　
　
　
弥生とまふに手伝ってもらって、
みんなの記憶をあやふやに書き換えて
弥生に時を止めてもらって
3人で国を、世界を造り直した





　
　
　
　
いろんな国に被害があったから、全部直すのに
5年もかかっちゃった




　
　

　
　
「5年前のあの日、別の国でとある事件が起きて るんだ｡」

　
　
　
　
　
　
そう、衝撃的だったけど覚えてる人は少ないと思うあの事件


　
　
　
　
「もうすぐその人から弟くんの携帯に連絡くる と思うんやけど｡」



　
　
　
　
　
弟くんは携帯を見た、連絡は来ていたらしい




　
　
「っ………志麻、くん?」



　
　
　

　
彼のお兄ちゃんが死んだのも5年前のあの日





　
　
　
だから、彼の時だけ止めなかった

　
　
　
記憶も違う風に書き換えた






　
「いつも通りの日常の中､復讐をしている｡」



　
　
　
いつも通りの日常は彼の思ういつも通り




　
　
警察としてお願いに行ったのは、僕


　
　
　
　
処刑リストを少し借りて、事実を言った






　
　



警察の人達の記憶も少しいじったけど
　
　
　






　
　
彼だけ5年間の記憶はあやふやじゃなくて、
復讐をしていただけになってる




　
　

　
　
　
　
　
「全部、本当の話なんよ｡」



　
　
そう言うと、君も弟くんも悲しそうな顔をした

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