きゅう ページ11
その日、どれだけ待ってもそらさんが来ることはなかった
悲しくて、寂しくて、ひたすら泣いていた
「そらさん………｡」
僕は、ついに意識を手放した
翌朝､いつもはあった温もりがないのが怖かった
「そらさん、そらさん………どこにいるの……?」
かくれんぼしてないで早く出てきてよ
僕のその願いは届かずに消えた
することがないから
部屋でただひたすらに楽器をかき鳴らした
昼、朝から何も食べていない僕を心配してお妃様が様子を見に来た
「桜弥くん、大丈夫?何も食べてないけど｡」
「はい……まだ一応大丈夫です……｡」
「ごめんなさいね､空羽が帰ればそらるも帰って 来るんだけどね｡」
「空羽って……どちら様ですか?」
「あら､説明していないのね。そらるのお兄ちゃ んよ。小さいときからそらるのことが大好き だったんだけど、何時からか雰囲気変わった のよね｡」
「そう……ですか……｡」
昨日そらさんに抱きついていたのはお兄さんだったのか
お兄さんにあんな視線を向けられるようじゃダメだな
「これ食べてちょうだい｡あなたがいなくなった ら、きっとそらるは壊れてしまう｡カフェであ なたの演奏を聴いて帰ってきた日､珍しく上機 嫌だったのよ｡」
お妃様は話を続けた
「あんなに嬉しそうなそらるは久しぶりに見た から嬉しくてね｡高校生の時にもあったんだけ ど､その時はその子を傷つけてしまったって泣 き喚いたのよ｡………だから、その、そらるのこ とよろしくね｡」
「はい｡」
お妃様は部屋へ戻っていった
少し、嬉しかった
お妃様には認めてもらえた
そんな気がしていた
もらったサンドイッチを食べ、
久しぶりにお昼寝をした
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夢月 - 葉っぱりーぬさん» ごめん、気付くの遅くなった！了解、移動しまーす！ (2019年2月11日 11時) (
レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱりーぬ - 夢月さん» うん！あ、続編行ったんだ！移動お願いしまーす！伝えるの遅くなってごめんね、 (2019年2月7日 18時) (レス) id: f204c278e9 (このIDを非表示/違反報告)
夢月 - 葉っぱりーぬさん» やった！えへへ……親友…嬉しいな。うん、こちらこそよろしくね、はーちゃん！ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
葉っぱりーぬ - 夢月さん» うん！きーちゃんは親友だよ！10000hit今気づいた！ありがとうー！この作品まだまだ続くけど、よろしくね！きーちゃんもよろしくね！ (2019年2月2日 12時) (レス) id: f204c278e9 (このIDを非表示/違反報告)
夢月 - 葉っぱりーぬさん» えへへ………え、いいなー！そらまふうらさか……うらさか……私も欲しい………あ、はーちゃん！10000hitおめでと！これからも応援してるよ！私ははーちゃんの1番の友達………親友だからね！ (2019年2月2日 10時) (レス) id: 3341f5a27c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無機質なガール | 作成日時：2018年12月27日 16時
