お見合いしたくない王子と同居したい王子【うらさか】

に　うらたside ページ3

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ



「もしもし｡」


「うらさん？しばらく家に泊めてもらってもえ え？」


「いいよ！待ってるね。」




　


坂田からの突然の電話

しかもしばらく家に泊めてくれと。

いいって言っちゃったけど、

ママに言わなきゃな…｡



　

「うーちゃん！ママのこと呼んだ!?」


「呼んではないけど呼ぼうとしてた。」


「本当!?で、どうしたの？」




　
　
俺はママに坂田にしばらく家に泊めてくれと言われたこと。あとついでに坂田と付き合ってることを話した。





「あら、そうだったの？ん〜、ママはいいよ。 うーちゃんパパにも聞いてきてくれる?」


「いいよ。」






　
　
　

　
　
　
ｶﾞﾁｬｯ



ノックもせずに一言。



「パパ！起きて！」

　
「海音って呼んでくれたら起きる……｡」


「海音！起きて！」


「なぁ〜にぃ〜。」


「そののんびりした話し方やめて。ねぇ､坂田の ことしばらく家に泊めていい?」


「え〜どーしよっかなあー｡」


「いいよね？(威圧)」


「……いいよ。最初からそのつもりだし｡」


「どういうこと?」


「新太郎がさ、坂田くんが家出したからそっち 行ったら世話してやってくれって｡」


「あそ、じゃ｡」







　


　
「ママ〜海音がいいって〜｡あ、坂田｡」


「うらさん！」




そう言って坂田が抱きついてきた。



「とりあえず、俺の部屋行こ？な?」


「うん……｡」


「部屋行ったらなんでもしていいから｡」


「わかった！」





　
　
　
　
今日から坂田と暮らすのか。


なんか楽しみ！






　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


このあと、不安になるなんて知らずに

馬鹿みたいにそんなことを思ってた。

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