笑 門 来 福 ２【HQ】【月島蛍】【山口忠】

・ ページ8

月島side





溝口の教室に行くと、舞がいたから舞にお弁当を撮ってもらうことにした。








「ねぇ、舞、溝口の弁当とって欲しいんだけど」








「え？Aの？Aがどこにいるか知ってるの！？なんで！？」







「まあ。溝口に弁当取ってきてって言われてるだけだから」








「私も行きたい！！Aに会いたい！！」








舞は僕の制服の裾を掴んで、上目遣いで言った。








正直、可愛いって思ったし、舞とのご飯も食べたかった。でも、舞はもう日向のもの。







「今日は2人(・・)でって約束したから…」







「っ！！」







酷く傷ついた顔をした舞。







「…わかった…」






ごめんね、今日は失恋会だから。





舞はもう少し、日向の彼女になった自覚をした方がいい。





これだとみんな不幸になる。






自分で気づいてくれるのが1番いいけど。







まあ少なくとも、僕が言えることじゃないかな






ね、日向。そんなとこで悔しそうな顔せずにさ、






せっかく君のものになったんだから、






楽しみなよ。彼氏を。






そして教えてあげて？






“距離感おかしいよって”

知らんぷり→←電話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す