笑 門 来 福 ２【HQ】【月島蛍】【山口忠】

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オポジットに入った私はミスなく試合は順調に進んでいった。



だがこっちのチームの雰囲気は最悪。



主に菅原先輩と田中先輩がイライラしてる感じだった。



そんな時に影山くんのサーブ。




あ、ヤバいやつが来る。




そんな雰囲気が漂っていた。





いつものルーティーンをこなし、ボールを高くあげた。





来る、直感でそう思った。




ﾊﾞｼﾝｯ!!




ボールは私のところに一直線だった。




しかも前回よりも威力もスピードも上がっていた。



『うっ！！』



強すぎて正面に入っていたが飛ばされた。




腕にはボールの後がくっきりと入っていた。




『す、すみません。次あげます』




痛くて腕をさすっていると




「ちゃんととれよ」ﾎﾞｿｯ




「ちゃんと練習してたら取れんじゃねーの？」ﾎﾞｿｯ





そんな声が聞こえてきた。




『は？』




思わず怒りが表に出てしまった。





「ホントのことだろ」





道宮先輩の方にも聞こえていたのか





「菅原！その言い方は酷い」




と言い返してくれた。





澤村先輩も





「スガ、今のは違うだろ。田中もだ。あれはお前らでも取れるかわかんないだろ。」






リベロの西谷さんも






「下手したら俺でも取れないっす！」





私のために声を上げてくれた。





それが嬉しかった。

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