笑 門 来 福【HQ】【山口忠】【月島蛍】

上手くいくな ページ42

部活後、部室の前には月島くんがスマホをいじって立っていた。





『月島くん？誰か待ってるの？』





「君だよ。」





『え？な、なんで！？』





「いつも3人で帰ってるのに山口がいないからって1人で帰らせたりしないでしょ」






『そっかーww』






「なに！？にやにやして、」






『待っててくれてありがとう！急いで着替えてくる！！』





「ん。」





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『お待たせしましたー！』






「遅い」






『女子だからこれくらいは頑張ってもかかっちゃうよ』






「…ほら、行くよ。」







『むー！』





月島くんと帰る帰り道はいつもと違って変な感じがした。







2人で色んな話をしていると、ほぼ同時にお互いのスマホがなり始めた。




スマホを見ると私は日向から。






月島くんの方はきっと舞じゃないかな。少しにやけてるし。




『もしもし』




私は電話に出た。




＜俺、言えたよ。ちゃんと言った。＞




ｽﾞｷｯ




『そっかー、よく頑張ったね。お疲れ様。それで返事は？』





＜明日返事するって言われた。＞






『あー、舞らしいね。』






＜そうだよなー。やべー、なんかまたドキドキしてきたー！！今日眠れないかも！！！＞




ｽﾞｷｯ





『ふふ！ちゃんと寝なよ？w』




＜おう！あ、そろそろご飯らしいから、切るな！ありがと！！＞




『どういたしまして！』

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