【utit】私 の 唯 一 の 友 達 だ っ た 君 が 私 を 忘 れ た 理 由【mfmf】

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今話してしまうと泣いてしまいそうなため、少しの間無言の時間が続いた。
私は心がもう謝ろうと警告を出しているのを分かっていたが、それを無視する。

『･･･たしかに小学校のころ、面識はあった。でも友達ではない』

真冬はどういう意味なのか理解していないのか、首を傾げていた。
眉を下げて、困ったような表情で、でもそこには少し悲しいという感情も混じっているような、そんな気がして、言うのをためらう。
ためらうのは、まだ嫌われるのに迷いが生じている証拠。
私は下唇を噛み、心の中で呪いのように嫌われなきゃダメなんだから、しっかりしろと唱える。
嫌われろ、どんな理由でもいいから、真冬から軽蔑されるような、そして幻滅されるような言葉を吐いていけ。
どれだけ変な理屈を並べても、いっそのこと、泣くまで責めたっていいから。

「･･･でも･･･水上さんとは面識があるような感じがしますよ？だって、こんなに仲良くしたいと思うの水上さんくらいですし」

嬉しい、だなんていまだに思ってしまう自分の心を貶して嘲笑う。

『そりゃまぁ２年も同じクラスだったんだから、そう思うときもあるでしょ。そんなことも分かんないの？』

私から真冬を突き放せ、そう囁いている私の気持ちは本物？
そう心の中で問いかけたけど、自分でも分からず答えは出なかった。

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