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「何だヨ
邪魔するなら殺しちゃうゾ?」
「上等だ
かかってこい」
『やめなさい』
ワゴン車に乗って2時間。
今ではすっかり周りは田舎の風景。
「着いたぞ」
銀時に言われて車から降りた。
少し歩いた所には《雪紫ノ宮神本殿 1km→先》と書かれている。
その矢印の方向に向かって歩く。
険しい山道で1kmだけでも結構キツイ。
本殿に着けば広場があって、そこには多くの観光客が来ていた。
「すげーな…」
「ご飯食べヨー」
『そうだね』
時間もちょうど正午を回ったところだった。
「あ!!タコ様ウインナー食べるなヨ!!!」
「餓鬼か」
レジャーシートの上でウインナーの取り合いをしている二人を阿伏兎に任せ、私と銀時、靜と一緒に本殿裏に行った。
立派な本殿の後ろには1m位の平べったい石が立っており、そこに《雪紫ノ宮神》と彫られている。
『久し振りね
雪紫』
そう言うと、
「神は此方に」
と巫女の姿をした女の人が音もなく現れた。
黙って彼女に付いていくと本殿の中に通された。
『あぁ…久しいな……
我が愛しの子』
『元気そうで何より
雪紫』
昔と変わらない姿の雪紫の姿があった。
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ルア(プロフ) - Nightさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!!!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 完結おめでとうございます!ストーリーがとても好きだったのでハッピーエンドでの完結嬉しいです!これからも頑張って下さい!! (2019年3月24日 7時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - モンキーリボンさん» ありがとうございます!!これからも読んでくださると嬉しいです・▽・ (2019年3月24日 7時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
モンキーリボン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!ハッピーエンドですごく嬉しいです (2019年3月24日 7時) (レス) id: 322e7f136a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルア | 作成日時:2018年12月23日 10時