喫茶うずまき3 ページ18
夏目目線
暫くたった後、喫茶うずまきの扉がカランッと音をたてて開いた。
入って来たのは待っていた名取さんだった。
店員さんが席に案内しようとするのを笑顔で制して、ボックス席の僕が座っている反対の席に腰を下ろした。
名「やぁ、夏目。待たせたかな?」
夏「...いえ、僕も少し早くついた所です。」
名「そうかい。」
言葉を返し乍、俺は先程から気になっていた事を聞いた。
夏「...名取さん。外に人集りが出来ているんですが...」
すこし、ジトリとした目で名取さんに聞くと、
名「煌めいててごめん☆」
と何時もの様に返された。
先程入って来た二人はカウンター席で仕事の話をしているらしい。
しかし、包帯を巻いている人の方は変わらず女性店員さんに話しかけていたので、眼鏡の男性が「お前は!!何時も!!!!!」と包帯の男性の方の肩を揺らしていた。
...日常の事なのだろうか、不思議な事にこの状況に俺も含めて誰も突っ込んでいないのだ。
名取さんは店員さんを呼んで、珈琲を一つ頼んだ。
やがて、珈琲が来ると其れを一口飲んだ。
外から、女性ファンの声が聞こえ、其れに名取さんが手を振った。
夏「そう言えば、今日は柊さんは居ないんですか?」
俺は其れに気付かぬ振りをして、話し掛ける。
名「嗚呼、柊には少し調べ物をして貰っているんだ。君こそ、猫ちゃんはどうしたんだい?」
夏「あ、其れが...」
俺はここ迄の経緯を話す事にした。
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい! (2018年12月30日 16時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
ReiLei(プロフ) - こだぬきさん» 良かったぁ。ありがとうございます(泣) (2018年12月16日 19時) (レス) id: e65e94b2de (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お疲れ様です、お仕事早くて助かります。今回のお話で『人がいる分闇もある』と考えさせられたお話でした。これからの更新も楽しみにしてます! (2018年12月16日 19時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
ReiLei(プロフ) - まんじゅうねこさん» 分かりました!この回が終わり次第考えますのでよろしくお願いします。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: e65e94b2de (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - 作者さん仕事はっっっや← . 私もリク良いでしょうか?マフィアと夏目君の絡みが見たいです!宜しければ是非。 (2018年12月16日 10時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有栖 | 作成日時:2018年8月7日 20時