20歩目 ページ24
そ「なんか理由があるんだろ？良ければ聞くぞ？」
そんな言葉をかけてくれるそらるさん
学校の教師でも同級生でもない歌い手の人、僕の正体を知っている人。
信用してみたいけど…
美咲の方を見ると
美「大丈夫、信用できるよ。信用できる人少しずつでいいから増やしていこう？」
僕はその言葉に頷き、話しだす。
『結論から言うと自分の顔が嫌い。
顔を見せるのが怖い。』
僕はフードを取る。
ま「可愛い…」
そ「美人じゃん」
『色んな人に言われる。わかんないけどそして、それが原因』
僕は思い馳せるように目を閉じゆっくりと話しだす。
……
中学校の時に仲の良い男子と僕のことが嫌いな女子がいた。
男子は3年生もずっと一緒で女たらしだけどおもしろいやつだと思っていた。
女子はその男子の事が好きだったのか、僕のことがとても嫌いだったらしい。
「少し顔がいいからって調子に乗らないで！」
そう言ってきたけど僕はよく分からなかった。
3年の年明け、男子に告白された。
僕は断った。
恋愛とか分かんないし、友達としか見れなかったんだ。
女子の僕への態度はますます悪くなった。
男子は断っても友達でいてくれた。
高校に入ってもその男子と一緒と同時にあの女子とも一緒だった。
中学の時と大きく変わったことと言えば、告白をたくさんされるようになったこと。
全部断った。中には初対面の人もいた。
訳が分からなかった。
初対面なのに僕が好き？意味がわからない。
だんだんあの女子だけじゃなく僕のことが嫌いな女子が増えていった。
そして僕はいじめられ始めた。
最初の方は耐えられた。
あの男子とか、仲良くしてくれる人がいたから。もちろん美咲も。
でもある放課後忘れ物をして教室に戻ろうとした時中から男子の声が聞こえた。
「小鳥遊さ、やっぱ顔がいいから彼女にしておきたい訳、俺のブランドも上がるじゃん？」
「わかる、顔がいいと自慢できるし、飽きたら飽きたで捨てればいいし」
「どうせ、あいつ色んなやつに媚び売ってんだろ？」
「いや、片っ端から振ってるらしいぞ」
「ああ、自分には釣り合わないってか？」
もう何を信じればいいのか分かんなくなった。
僕はその場を離れようとして音を立ててしまった。
「あ？誰だ」
「あれ〜？小鳥遊じゃ〜ん」
『…』
「今の話聞いてたんだろ？まあ、しょうがねぇ。
お前さそろそろ告白OKしてくんない？結構待ちくたびれてんだよ」
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2021年3月9日 15時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - とても、面白いので更新停止中と見たときは驚きましたが、更新楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2018年9月1日 17時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
ハニーマカロン(プロフ) - 氷華さん» コメントありがとうございます。やることが増えてしまい忙しい状況にあった為更新出来ずにいました。しかし、だいぶ落ち着いたのでこれからまた更新していきたいと思います。このような状況の中、コメントをくださりとても嬉しく思います。頑張ります！ (2018年5月31日 0時) (レス) id: 8c36566c26 (このIDを非表示/違反報告)
氷華(プロフ) - とても面白いです。このあとの展開が楽しみでしたが、更新停止中というのを見てガッカリしてしまいました。此から更新頑張って下さい、応援しております。（図々しくて申し訳ありません。） (2018年5月14日 2時) (レス) id: d4ad67db30 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーマカロン(プロフ) - 天宮さん» ありがとうございます！がんばりますね！ (2018年3月10日 23時) (レス) id: 8c36566c26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハニーマカロン | 作成日時：2018年2月4日 3時
