水族館から始まる恋【深海奏汰】

十二話 ページ14

??「きゃー！」

教室に入るなりそんな歓声が聞こえた。

見ると金髪の人が目をキラキラさせて私を見つめている。

??「可愛い子ね〜！この子が噂の女の子？」

衣「あぁ、そうそう」

金髪の人はにっこりど笑うと

??「アタシは鳴上嵐。よろしくね？気軽にお姉ちゃんって呼んでくれると嬉しいわぁ！」

あ「お、お姉ちゃん？えっと…いいんですか？」

嵐「もちろんよ！敬語も無しね！」

あ「じゃあ、お姉ちゃんってよぶね！」

嵐「きゃあ〜嬉しい！仲良くしましょうね！」

何だか女子と話してるみたいで落ち着くなぁ、なんて考えていると

??「うがぁぁ！何女々しい会話してんだ！テメ〜男だろうが！」

とお姉ちゃんの横から荒々しい声が飛んできた。

嵐「あぁら光牙ちゃんも混ざりたいならそう言えばいいのに」

大「いってねーよそんなこと！」

ぎゃんぎゃん(？)騒ぐその人は何だか犬みたいだなぁなんて思っていると

嵐「荒っぽくてごめんね。この子は大神滉牙ちゃん。ちょっと素直じゃないけど見た目よりいい子よ」

大「あぁ!？テメ〜勝手に人の紹介すんなよ！」

と大神君が暴れだそうとして、

??「そこまででございますよ大神様。転入生様が驚いておりますよ？」

と、泣き黶の色っぽい人がその手を掴んだ。

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